イギリス留学する前に知っておきたい生活情報!


  • 留学基本情報

2018.09.03

イギリス留学中の食生活や治安、1年間の留学費用の目安や便利な持ち物など、イギリス留学する前に知っておきたい生活情報についてご紹介します。

イギリス料理はおいしくないって本当!?

イギリスを代表する伝統料理

イギリスの食生活イメージ

衣食住の中でリフォームやガーデニングといった住には並々ならぬ情熱を注ぐけれども、食に対するこだわりはあまりないとも評されるイギリス人。そのせいかイギリス料理はおいしくないとの悪評を耳にしたことがあるかもしれません。でも、おいしいイギリス料理だってたくさんあるのです。また、近年は料理ブームもあって、ロンドンには美味しくスタイリッシュなお店も数多くオープンしています。

 

イギリスの伝統的な朝食は、地域ごとに呼び名は異なりますがイングリッシュ・ブレックファストが有名です。ワンプレートにソーセージやベーコンなどの肉料理、目玉焼きやスクランブルエッグなどの卵料理、ベークドビーンズ、そしてトマトやマッシュルームなどが盛られ、パンと紅茶やコーヒー、ジュースなどが付いています。ただし、イギリス留学中のホームステイ先での毎朝の朝食は、パンやシリアル、コーヒーや紅茶などが用意されていて、食べたい量だけ自分でとって食べる簡易的なスタイルが一般的です。

イギリスを代表する伝統料理といえばローストビーフ。主に日曜日のお昼や夜に食べられるサンデーローストは、ローストビーフにヨークシャープディング(ふわふわでもちっとしたシュークリームの皮のようなもの)、ポテトやビーンズ等の野菜が添えられ、グレービーソースをたっぷりかけていただく定番メニューです。


コテージパイは、イギリス版の肉じゃがのようなメニュー。ひき肉の上にマッシュポテトをのせてオーブンで焼いた、イギリスの伝統的な家庭料理です。

 

紅茶と一緒にサンドイッチなどの軽食やお菓子をいただく喫茶の習慣、アフタヌーン・ティーも人気があります。アフタヌーン・ティーの一種であるクリームティーは、クロテッドクリームとジャムが添えられた紅茶とスコーンのセット。クロテッドクリームが名産のイギリス南西部のデヴォン地方のものが有名です。紅茶のイメージが強かったイギリスですが、現在はいわゆるシアトル系コーヒーのチェーン店も数多く軒を連ねています。

イギリス留学中にぜひ試したい! 伝統のファストフードや人気メニュー

イギリスの食生活イメージ

ファストフードも人気です。イギリスにも日本でもお馴染みのファストフード店はありますが、イギリスを代表するファストフードといえばフィッシュアンドチップス! タラなどの白身魚のフライに太めのフライドポテトを添えたフィッシュアンドチップスは、不動の人気を誇ります。ちなみにイギリス英語でチップス(chips)はフライドポテトのこと。ポテトチップスはクリスプス(crisps)と呼ばれます。また、トルコ料理のケバブも人気です。いずれも、ちょっと小腹がすいた時にふらりと立ち寄って、食べ歩きというスタイルがブリティッシュ流です。

 

ヘルシーな定番ファストフードとしてジャケットポテトもあります。ベイクドポテトのイギリスでの呼称で、皮がついたまま焼かれたジャガイモがジャケットを着ているように見えるというのが名前の由来。チーズ&ビーンズやチリコンカーンなど、お好みのトッピングでいただく、ボリューム満点の一品です。

ロンドンのチャイナタウンに代表されるように、中華料理も外食や持ち帰り(take away)のメニューとして人気です。中でもおすすめのメニューはイギリスのオリジナルとも言われるクリスピーアロマダック。北京ダックのように、ぶつ切りのダックを千切りのキュウリやネギ、甜麺醤と一緒に薄い小麦粉の皮で巻いていただきます。が、北京ダックと違って肉も付いているのでボリューム満点なうえにリーズナブル! ご飯の上にクリスピーアロマダックを載せたランチメニューは、イギリス人はもちろん外国人留学生にもファンが多い一品です。

 

また、イギリスでは本格的なカレーが楽しめます。植民地時代にインドからイギリスにカレーが紹介されたことに始まり、現在もインド人が多く住んでいるため、美味しいカレー店がたくさんあります。中でもイギリス人に人気のカレーはイギリス発祥と言われるチキンティッカマサラ。イギリスの国民食と絶賛した政治家もいるほどだとか。


もちろんピザやパスタ等のイタリアンも人気があります。イギリスには同じヨーロッパのイタリアからの留学生も多くいますから、美味しいイタリアンのお店を教えてもらうと良いでしょう。他にも、特にロンドンなどの大都市ではアフリカや中近東、地中海など、世界各国のレストランがあるのも多民族国家であるイギリスならではです。


このように、知れば知るほど実は美味しいメニューがたくさんあるイギリス。短期留学でも長期留学でも、機会があったらぜひ試してみてください。最近のイギリスでは日本食コーナーがあるスーパーマーケットも増えています。米やインスタントラーメン、醤油、みそや味噌汁、チューブ入りのわさびなどが入手できるので、イギリス留学中にもし食事のホームシックになりそうな時は、スーパーマーケットを活用してみるのもおすすめです。

イギリスの治安と対策

イギリスの治安イメージ

イギリスの治安は他のヨーロッパの国と比べると比較的良好と言われながらも、殺人や強盗、侵入盗などの犯罪発生率は日本を上回っています。中でも日本人留学生や旅行者が被害に遭いやすい例としてはスリや置き引き等の盗難、ひったくりなどの路上窃盗、空き巣、偽警官による詐欺、性犯罪などが挙げられています。

 

スリや置き引き、ひったくり犯罪は、ロンドンならオックスフォードストリートやコヴェントガーデン、ポートベローマーケットのような人が多く集まる場所、ファストフード店などで特に注意が必要です。バッグは肌身離さず持つ、現金やカードの出し入れは素早く行い、財布はすぐにバッグにしまうなどして被害を防ぎましょう。ファスナー付きのバッグだと安心です。また、日中、夜間問わず、地下鉄(Underground)や電車、バスなどの公共機関では眠らないようにしましょう。

 

家では在宅中であってもドアや窓には常に鍵をかけておきましょう。外から見える場所にパソコンや携帯電話、財布などの貴重品を放置しないことも大切です。

また、知らない人にはついて行かないようにしましょう。夜間は一人で出歩かないこと。ひと気のない場所や治安が悪いとされるエリアにも行かないようにしましょう。防犯ブザーを携帯しているとより安心です。

 

ちなみに銃規制に関しては、イギリスは日本より厳しい罰則規定が設けられています。また、イギリスの警察官は丸腰、基本的に拳銃を携帯していない世界的にも珍しい国です。これはロンドン警視庁が設立された19世紀に、市民から恐れられていた武器を所持した軍人と警察官を区別するためだったとか。市民の代表である警察官が武器を所持すると市民との間に壁を作ってしまうとの理由から、拳銃は所持せず、警棒や催涙スプレーなどで警備にあたっていると言われています。

イギリス留学の持ち物

イギリス留学の持ち物イメージ

イギリスのガイドブック

英語版のイギリスのガイドブックは、現地の本屋や観光名所のスタンドなどで売られています。現地で日本語版を探すことも可能ですが割高だったり、セカンドハンドで情報が古い可能性もあります。日本語版があると安心という方は、日本から持参すると良いでしょう。

抗菌ウェットティッシュ

手はもちろん、テーブルの汚れやトイレの便座を拭いたり、何かと重宝するウェットティッシュも持っていると便利です。イギリスでも“hand wipes”などの名称で売られていますが、短期留学の場合はプログラムによっては買い物に行く機会がなかなかない場合もあります。

文房具

もちろんボールペンやノートなどの文房具はイギリスでも手に入ります。が、イギリスはノートなどの紙製品は割高です。機能面とコストパフォーマンスを考慮すると、日本製の文房具を持参すると良いでしょう。特にペンなどの日本製文房具は、ホストファミリーや友達にプレゼントしても喜ばれます。

常備薬

海外の薬は強すぎたり、合わない可能性もあります。風邪薬、胃腸薬、頭痛薬、乗り物酔いの薬、目薬などは飲みなれた薬を日本から持って行くと安心です。


同じタグのコラム

留学先情報

お問合せ

Contact