アメリカ留学前に必要な手順と準備について


  • 留学基本情報

2018.08.06

アメリカ留学・ホームステイ中の食事、治安、銀行口座開設やクレジットカード、友達の作り方、日本とアメリカのカルチャーショックに関する事例や対処方法など、アメリカ留学の前に知っておきたい生活情報をご紹介しています。

アメリカ留学の目的を考え、最適な留学を探そう

アメリカ留学の目的イメージ
短期留学でも留学にはまとまった費用がかかるもの。費用に見合う留学の成果や効果を最大限に得るためには、アメリカ留学に行く前に、アメリカに留学する目的はそもそも何かということをしっかりと考えておくことが大切です。
 
ホームステイ体験でアメリカの生活に触れることで夏休みを楽しみたいのか。異文化体験と英語でのコミュニケーションを通してグローバルな感覚を身に着けたいのか。大学進学や就職の際の進路の選択肢を広げたいのか。またはビジネスシーンでも通用する英語でキャリアアップを狙いたいのかなど、アメリカ留学の目的は様々です。
 
アメリカ留学をするにあたって、なぜ留学したいのか? その目的が明確になったら、次はその目的を実現するためのアメリカ留学の種類を探します。長期留学、短期留学、夏休みなどの学校の休みを利用するなど、アメリカ留学の目的によって自ずと留学する期間や時期も変わってきます。

個人手配か留学エージェントか。アメリカ留学の手配の方法を決定

アメリカ留学の手配イメージ
アメリカ留学の目的が決まり、留学の種類と期間が決まったら、手配の方法を探しましょう。アメリカ留学の手配には他の国への留学同様に、大きく分けて個人手配か留学エージェントを利用する方法の2つがあります。
 
個人で手配する場合は、アメリカ留学までの手続きを文字通りすべて自分で手配しなければなりません。ある程度の英語力と時間が求められます。大変ではありますが、手配の方法によっては費用を大幅に抑えることも可能です。
 
留学エージェントを利用する場合は、英語力に自信がなくても留学プログラムに申し込むことが可能です。また、迷った時に相談できたり、参加プログラムによっては現地でトラブルが起きた時にサポートしてもらえるなど、様々なメリットがあります。が、個人で手配する場合と異なり、手配料が発生します。料金は留学エージェントや留学の種類、期間によって異なります。
ご自身の英語力、留学準備にかけられる時間、そして留学の種類などに応じて、アメリカ留学を個人で手配をするか留学エージェントを利用するかを決めてみてください。
 
手配の方法が決まったら、インターネット、留学エージェント、そして学校などからアメリカ留学に関する情報収集をしましょう。この時、留学エージェントは1社に絞り込む必要はありません。なるべく多くの資料を取り寄せて比較検討してください。留学説明会やカウンセリングを活用して、不安や疑問を解消する方法もあります。アメリカ留学を実現するために、本当に納得できる留学プログラムを見つけましょう。

アメリカ留学に必要な学生ビザと申請手続き

アメリカの学生ビザイメージ

アメリカ留学の種類や留学期間によっては学生ビザの申請が必要になります。

学生ビザの申請が不要なケース

90日未満の短期留学プログラムで、週18時間未満のレッスンを受講する場合は学生ビザの申請は不要です。代わりに、日本出国前にオンラインでESTA渡航認証を受ける必要があります。申請については、在日米国大使館・領事館の「ESTA(エスタ)申請」のページをご覧ください。 

学生ビザの申請が必要なケース

アメリカ留学で学生ビザの申請が必要になるのは、次の2つのケースです。

  • 留学期間に関わらず、週18時間以上のレッスンを受講する場合

  • 90日以上アメリカに滞在する場合(週18時間以上レッスンを受講する必要があります)

学生ビザの種類

アメリカ留学で申請するビザには大きく分けて次の2種類があります。

  • 学生ビザ(F-1/M-1)

F-1ビザは語学学校で週18時間以上のレッスンを受講する語学留学、高校生私費留学、海外大学進学、大学留学などでアメリカ留学する場合に必要になる最も一般的な学生ビザです。専門学校や職業訓練校への留学の場合は、M-1ビザが必要になります。いずれの場合も、学生ビザの申請には受入校からの入学許可証にあたる I-20 (留学生資格証明書)が必要です。

  • 交流訪問者ビザ(J-1)

J-1ビザは教育や科学などの分野において人材や知識、技術の交流を促進するためのビザです。米国国務省に認可された教育機関や団体の交流訪問者プログラムに参加する場合、受入機関から DS-2019 という資格証明書を発行してもらい、J-1ビザの申請をします。例えば、異文化交流を主たる目的としている高校生交換留学ではJ-1ビザの申請が必要です。

学生ビザの申請手続き

ビザが必要となるアメリカ留学の場合、学生ビザ(F-1/M-1)と交流訪問者ビザ(J-1)は以下の手順で申請手続きをします。

オンラインビザ申請書DS-160の作成

「DS-160オンライン申請書の作成」

ビザ申請料金の支払い

「ビザ申請料金支払い方法/ビザ申請料金の支払い」からログインして、オンラインで支払います。

SEVIS費用の支払い

SEVISとはStudent and Exchange Visitors Information Systemの略。アメリカ留学をするにあたって、学生ビザ(F-1/M-1)、交流訪問者ビザ(J-1)を申請する場合に必要となります。
「I-901 Fee」からオンラインで支払います。

ビザ面接の予約

面接

ビザ取得(パスポート返却)

ビザが許可されると約1週間でビザがついたパスポートが登録した住所に届きます。

アメリカ留学の学生ビザ(F-1/M-1)と交流訪問者ビザ(J-1)の申請方法については、在日米国大使館・領事館の「非移民ビザ申請方法」のページに動画付きで詳しく紹介されています。

出発前までに準備しておくもの

準備しておくものイメージ

アメリカ留学のプログラムが決定したら、アプリケーションフォームの作成と提出、パスポート取得、ESTA渡航認証または学生ビザの取得、海外旅行保険の加入、航空券の手配など、渡航のための手続きを開始します。

アプリケーションフォームの作成と提出

出願には現地受入れ機関のアプリケーションフォームの提出が必要です。加えて、高校生交換留学や私費留学、大学留学などの場合は、英文の学業成績証明書や学校の先生からの英文推薦書、英語能力試験の結果などの現地教育機関が定める書類を準備します。

パスポートの取得

アメリカ留学にはESTA渡航認証または学生ビザの取得が必要になります。ESTAも学生ビザの申請にもパスポート情報が必要となりますので、パスポート申請は早めに行いましょう。また、既にパスポートを持っている場合でも、残存期間に注意しましょう。

予防接種

主に高校生交換留学や私費留学、大学留学の場合、入学の際にジフテリア、小児麻痺(ポリオ)、はしか、風疹の英文の免疫証明書の提出が必要になる場合があります。加えて、おたふくかぜ、破傷風、百日咳の予防接種の証明、胸部レントゲンやツベルクリン反応の結果などの提出も求められます。必要な予防接種などの規定は州によって異なります。

海外旅行保険への加入

安心してアメリカ留学生活を送るためにも、留学の種類や期間に関わらず、海外旅行保険に加入することをおすすめします。アメリカ留学のプログラムによっては、大学指定の健康保険への加入が求められる場合もあります。

アメリカ留学の持ち物について

アメリカ入国の際、学生ビザを取得していない場合はESTA渡航認証と語学学校などの入学許可証、学生ビザを取得した場合はI-20、財務証明書、SEVIS 費用の支払いレシートなどの提示が求められます。機内に持ち込む荷物にはパスポートと航空券、海外旅行保険契約証、現金、クレジットカード、国際キャッシュカードなどの貴重品に加えて、これらの入国に必要な書類も入れ、すぐに取り出せるようにしておきましょう。

 

海外では日本と電圧やコンセントの形状が異なるため、日本の電化製品を使用する際、変圧器やコンセント変換プラグが必要な場合があります。アメリカのコンセントの形状は日本とほぼ同じAタイプなので、コンセント変換プラグは不要です。

パソコンやデジカメ、携帯電話などは電圧100-240V(変圧器が内臓)がほとんどですが、念のため取り扱い説明書や充電器の記載を確認しましょう。ヘアドライヤーやヘアアイロン、洋服用のアイロンなどは消費電力が大きいため、変圧器があっても使用できません。海外旅行用の物を持参するか、現地で購入するようにしましょう。

長期留学の場合は、洋服やシャンプーやリンス、歯磨き粉などの日用品は当座必要なぶんだけ持っていきましょう。洋服は後から送り、日用品は現地で調達します。風邪薬や頭痛薬などの常備薬、日本語対応の電子辞書などは日本から持参しましょう。


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