アメリカ留学の前に知っておきたい生活情報!


  • 留学基本情報

2024.02.09

アメリカ留学・ホームステイ中の食事、治安、銀行口座開設やクレジットカード、友達の作り方、日本とアメリカのカルチャーショックに関する事例や対処方法など、アメリカ留学の前に知っておきたい生活情報をご紹介しています。

本場で堪能したい日本でもお馴染みのアメリカ料理

アメリカの食生活イメージ

アメリカ料理というとホットドッグやフライドチキン、フライドポテトなどの、日本でもお馴染みのファストフードを思い浮かべるかもしれません。そして何と言ってもハンバーガーはアメリカ料理の代表格!

 

ハンバーガーの歴史には諸説ありますが、18世紀にアメリカに移住したドイツ人が食べていたひき肉料理がハンブルク風ステーキ、ハンバーグステーキと呼ばれるようになり、20世紀に丸いパンに挟んでハンバーガーの名称で販売されたと言われています。


本場アメリカのハンバーガーショップはチェーン店の数も多く、パンの種類からトッピング、サイドオーダーまでとにかく豊富でボリュームも満点! アメリカ人のハンバーガーに対する愛とこだわりが伺えます。西海岸のIn-N-Out(インアンドアウト)のようにエリア限定で展開しているハンバーガーチェーンもありますから、アメリカに留学やホームステイに行ったら、ぜひアメリカ人におススメのハンバーガーショップを聞いてみましょう。

アメリカ発祥のアメリカを代表するデザートといえば、アップルパイ。各家庭オリジナルのレシピもあるほど、伝統的な家庭料理です。アメリカ人はアップルパイが大好き! その証拠に、“It is as American as apple pie.”という慣用的な英語表現まであります。「まさにアメリカ」といった意味です。他にも“It’s in apple-pie order.”なら「準備万端」の意味。アップルパイは、アメリカ人の多くが作ったことがあったり、作り方を知っている大人気のデザートということで、このような英語表現が生まれたのだとか。

アメリカ人の食生活は効率的かつシンプル!

アメリカの食生活イメージ

アメリカの家庭では朝食はトーストやシリアルにコーヒー、フルーツなどで簡単に済ませることが多いです。卵料理やベーコンまたはウィンナーにトマトやキュウリのスライスといった、ちょっとした野菜をつけることもあります。

ランチは学校のカフェテリアやファストフードで食べたり、パックランチを家から持参したりします。とは言え、日本のお弁当のようにカラフルで手が込んだ物ではなく、ハムとチーズを挟んだだけのサンドイッチにスナックやフルーツなどが添えられたシンプルな内容。ちなみに、アメリカで人気はPeanut butter & Jelly、略してPB&Jサンドイッチ。ファスナー付きビニール袋がお弁当箱代わりとして大活躍しています。

夕食にはハンバーガーやピザ、パスタやラザニア、ステーキやチキンといった肉料理がよく食べられています。メインディッシュと付け合せがお皿にどかんと載せられたスタイルが多く、品目や品数は多くありません。いろんな種類のおかずが少しずつ盛りつけられた日本の家庭料理と違って、アメリカの家庭料理はどちらかと言うと味付けも盛り付けも大ざっぱなイメージです。冷凍食品やレトルト食品、缶詰はもちろんのこと、お持ち帰り(to go)やデリバリーを活用する人も多くいます。

メキシカン、タイ、チャイニーズのお店はアメリカの多くの街にあります。メキシカンではタコスやブリトー、タイ料理ではパッタイ、そしてチャイニーズではオレンジチキンがとても人気があるようです。サラダバーやSushiなどはローカロリーでヘルシーとあって、健康志向が高いアメリカ人の間でトレンドとなっています。

アメリカの治安と留学生が注意したいポイント

アメリカの治安イメージ

アメリカ=銃社会というイメージから、アメリカの治安というと銃犯罪を思い浮かべる方が多いかもしれません。が、州によっても銃の保有率や規制は様々です。広大な国土のアメリカですから、その治安は都市やエリアによって大きく異なります。そこで、留学生が気を付けたいポイントについてご紹介します。

大都市のダウンタウンや観光地などスリが多い所はもちろん、留学生活、学校生活を送るうえでも以下のことには注意しましょう。

深夜に一人歩きをしないこと。公共交通機関の中で眠らないこと。日本でやっていたとしても、アメリカでは避けましょう。また、治安が悪いエリア、近づかない方が良い危険なエリアについては、ホストファミリーや先生など、地域の住人に教えてもらうのが一番です。

昼夜問わず警察がいる時はポケットに手を入れないようにしてください。アメリカの映画やドラマのワンシーンで観たことがある方も多いかと思いますが、ポケットに手を入れたままにしていると、銃を所持していると警察官に勘違いされ、場合によっては発砲されることもあります。また、防寒や急な雨の時は別として、パーカのフードをかぶって歩いていると、警察官に呼び止められて職務質問をされることもあるので気を付けましょう。

長財布をおしりのポケットに入れて歩くのもやめましょう。スリに狙われます。多額の現金を持ち歩かないこともポイントです。学校を含む公共の場所では、バッグは常に身に着けておきましょう。一瞬たりとも油断しないことが大切です。

Tシャツのロゴや英語のメッセージは、きちんと意味を理解したうえで着用するようにしてください。挑発的なメッセージは避けましょう。高級ブランドのロゴ入りTシャツやバッグなども避けましょう。お金持ちと思われて狙われてしまう可能性が高いです。

犯罪に巻き込まれないようにするためには、注意すべきことは実行して、自分の身は自分で守る姿勢が大切です。

アメリカ留学のスタイルで使い分けたい銀行口座開設とクレジットカード

アメリカの銀行・クレジットイメージ

大学進学やワーキングホリデーなどの長期留学の場合は、現地の銀行に口座を開設しておくと便利です。アメリカで銀行口座を開設するためには、写真付きの身分証明書2種類(グリーンカード、パスポート、運転免許証、学生証など)、ソーシャルセキュリティナンバー (Social Security Number/SSN)、$100程度の現金、母親の旧姓 (Mother’s Maiden Name)、現住所を証明できる書類(電気やガスなどの公共料金の請求書など)などが必要です。但し、銀行によって必要書類が異なるので、確認してみてください。

スーパーでガムを1個買うといった少額な買い物からでもクレジットカードが使えるカード社会アメリカ。クレジットカードは現金を持ち歩くよりも安全で、身分証明書にもなります。また、海外旅行傷害保険が付いたクレジットカードもあるので便利です。

短期留学の場合や未成年者の場合は、クレジットカードの家族カードがおすすめです。海外専用で使えるプリペイドカードも重宝します。これは日本出国前に一定額を口座に預け入れ、現地で必要な時に引き落とすというものです。

留学の期間やスタイル問わず、現金の取り扱いには十分注意してください。アメリカで現金の$100は大金です。寮やホームステイでは、$100以上の現金を部屋に置かないようにしましょう。

アメリカ留学での友達の作り方

アメリカの友達イメージ

明るくオープンな性格、オーバーリアクション、好き嫌いがはっきりしている、自己主張が強いなど、世間一般で言われているアメリカ人の国民性は様々です。短期留学や長期留学といったアメリカ留学で友達を作るにはどうしたら良いのでしょうか。

まずはコミュニケーションの基本、挨拶。“Hi!”と笑顔で挨拶して、話し掛けてみましょう。フレンドリーな人が多いですから、にこやかに挨拶を返してくれるはずです。その際、例えば“I like your ~.”といったフレーズがおすすめです。「~」の部分は“shirts”でも“shoes”でも何でも構いません。褒められて悪い気になる人はまずいませんから、スムーズに会話が展開していきます。

出発前から、アメリカ人が好きな映画を観たり、アメコミ(アメリカン・コミックス)を読んでおくと、会話が弾みます。他にはダンスやピアノ、アート、スポーツ等、英語や勉強以外のアピールポイントがあると、一目おかれます。共通の趣味や特技を通して、友達と仲良くなることができます。学校のアクティビティやイベント、地域のボランティア活動に参加することも友達を作るきっかけになります。

会話に困った時は、日本のキャンディなどのちょっとしたお菓子が役に立ちます。関西の「飴ちゃん」はアメリカでも通用するコミュニケーションツールなのです! ちなみに日本製のペンなどの文房具も喜ばれます。

日本とアメリカのカルチャーショックと対処方法

アメリカのカルチャーショックイメージ

アメリカは食べ物も洋服も、とにかくサイズが大きい。家の中で靴を履いたまま生活している。教室でもお店でも、どこでも何でも床に物を置くなど、生活習慣の違いにカルチャーショックを受けたというアメリカ留学経験者の声をたくさん耳にします。こうしたカルチャーショックの中には、生活していくうちに順応していくものも多くあります。

どうしても我慢できない時は自分に無理を強いる必要はもちろんありませんが、自分のやり方を貫いたり、押し付けるのではなく、違いは違いと認めたうえで、相手を受け入れる姿勢が重要です。風習や習慣の違いはその土地の風土や気候、文化によるもの。まさに“When in Rome do as the Romans do.”「郷に入っては郷に従え」の気持ちでいることが肝要といえます。

例えば授業中、先生がクラスの全員に簡単な質問をしてきた時、黙っていたとします。質問が簡単すぎるから、わざわざ手を挙げて発言するまでもないという気持ちからです。日本の教室ではよくある光景かもしれません。ところがアメリカではきちんと理解していたにも関わらず黙っていると、先生やクラスメートから「理解していない人」のレッテルを貼られているかもしれません。自分から発言しなければ、何も伝わらないのです。

多民族国家、多文化社会と称されるアメリカには、ルーツが異なる数多くの民族が暮らしています。文化的なバックグラウンドが異なる民族同士がコミュニケーションをとる場合、黙っていては意思疎通は図れません。主張することが必要となります。日本人同士のコミュニケーションにみられる「察する」という感覚はあまりないのです。

短期留学であれ長期留学であれ、アメリカでの留学生活では、お母さんのように察して、助けてくれる誰かが現れるのを待っているよりも、自分からアピールをしていくことがポイントです。


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