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プログラム名
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短期留学(Break the Shellプログラム)
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行き先
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アメリカ
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名前
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Mさん
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参加時期
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高校1年生
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期間
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2025年8月2日~8月9日(8日間)
私らしさとは?私だからできることは何か?
ずっと自分らしさや自分の強みを探してきたものの、これだ!というものが見つからずに悩んでいた時に、「自分を見つめなおすリフレーミング、ということをします」と書かれていたこのプログラムが目に留まり参加しました。
初の留学だったのでとても緊張していましたが、まず驚いたのが、皆の志の高さです。自分の殻を破りに日本各地から集まり、語学力だけではない学びを得ようとしている仲間とともに過ごせたのは、すごく刺激的で、全員初対面の人というのも新鮮でした。誰も学ぼうとする姿勢を馬鹿にせず、むしろ尊敬しあえる環境がとても心地よかったし、本当に来てよかったと思いました。
午前中のプログラム内では、話し合う議題がすべて「自分」を軸にして考えなくてはいけないことだったのが印象的でした。自分の人生のサウンドトラックは何か、自分を一色で表すなら何色か、など、今までは思ってもみなかったことについて考えて、メンバーの意見を聞くたびに自分の視野が広がる気がしました。
しかし、話し合いの場で自分の意見をすらすらと英語で表現できなかったのは正直すごく悔しかったし、今英語を学んでいく上の自分のモチベーションにつながっています。
午後のアクティビティで訪れたハーバード大学やMITでは、在校生の方にしていただいたキャンパスツアーや、コープでの買い物を通して、世界のトップレベルの学びの雰囲気を肌で感じることができました。コープで買ったお土産たちは一生の宝物です!
四日目の現地学生との交流では、自分の英語がきちんと相手に伝わるかすごく緊張しましたが、好きなスポーツや音楽、カードゲームで盛り上がり、言語の壁はあっても、楽しい!と思うことは皆共通しているんだなと思いました。終わってしまうのが名残惜しかったです。
五日目の「What is your strength?」というテーマでの最終プレゼンは一番苦戦しました。問いに対して自分の答えがギリギリまで決まらず焦っていた上、周りに尊敬できる仲間が多くいたことで刺激を受ける反面、自信を無くしていました。悩んでいると、現地スタッフの方に、あなたの強みは人を説得して行動させられることだと言われました。今まで人から言われたことも、自分で思ったこともなかったので、とても驚きましたが、少し誇らしかったです。この「persuade」という単語には人を説得させるだけではなく、行動させるようにする、という意味が含まれています。大勢の人の心を動かすようなスピーチはできないし、むしろ得意ではないのですが、一対一で向き合って少しずつ行動を促していくことなら私にもできる、と自信になりました。
留学前に自分に問いかけた、私にしかできないことは何かという問い。その答えは、人と人との対話を大切にし、相手の気持ちを重んじながら、行動に繋げられるということだ、と今なら胸を張って言えると思います。
(写真は参加者提供)