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プログラム名
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短期留学
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行き先
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アメリカ:ニューヨーク
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名前
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Mさん
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参加時期
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中学2年生
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期間
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2024年7月31日~8月9日(10日間)
“Excuse me”
この単語は、「声かけ」 「ごめんなさい」 「聞き返し」 「相手への反論」などの意味で使われます。
日本語では、「すみません」と翻訳されることが多いです。
初海外はニューヨークへ
私はニューヨークに行きました。中学二年生にして初海外。また、一人で十日間という間、どこかの場所にいくというのも初めて。飛行機すら幼いころに一度乗った以来、乗ったことがなかったです。
「NY行ってみたい」という気持ちで応募した海外短期留学でしたが、全てがほぼ初体験という、やったことないことだらけの超心配旅行でした。
という何事も初めてであるということを、なんだかんだ短期留学に応募した後に改めて実感しました。
そのような感じで出発までの期間ずっと「ほんとに行けるのか、大丈夫か私」としか思えていなかったのですが、心の奥底で少しずつだが「わくわく」しているのも実感できました。
結局「わくわく」は「大丈夫か私」という気持ちには負け気味でしたが、出発当日を迎えました。
「わくわく」の気持ちが不安を超える瞬間
羽田空港について、集合場所で同じホームステイ先の子を見つけたときは、「あ、私、ほんとにNY行くんだ」と改めてびっくりしてしまいました。空港でその同じホームステイ先の子に話しかけてみて、同い年で同じ最年少組なことも分かりました。飛行機に乗る前に同い年グループで打ち解けて少しほっとしました。
「わくわく」が、「大丈夫か私」を少し追い抜かした気がしました。
飛行機を降りて、入国。海外に初上陸しました。
見るものすべてが別世界。当たり前のことだが全部英語。
「あ、私、ほんとにNY来ちゃった」。と、だいぶ「わくわく」が強くなっていました。
そこまではよかった。そのあとが私にとってはまだ少しきつかったです。
空港で、職員の方に言われました。
「○○○○○○○○○○?」
私は思いました、
「え、この人今なんて言った?」
ここまで来るともう何が何でもわかりません。
アメリカのNYで、初海外、英語は好きだがあまり得意とは言えない私はどうすればいいのか。
明らかに自分の中で「わくわく」が「大丈夫が私」を追い抜かしました。
ホームステイで英語になじむ
ホームステイ先に着きました。
空港では、結構なアクシデントがあったが、同学年の子たちが一緒にいたため、大丈夫でした。
次、もし空港みたいなことがあったら、自分の力だけで聞き返してみる。
これが目標になりました。
初めてホームステイ先についたその日のうちに、近所の公園に行くことになりました。
やっぱり、英語もよく分からず、ファミリー(ホームステイ先のファミリー)の言っていることもあまり聞き取れませんでした。
そこで、みんなの流れに沿ってなんとなくバレーボールをすることになりました。
とりあえずファミリーたち一緒にバレーボールをしていると、いきなり小学生くらいの女の子たちがバレーボールに参加してきたのです。私にはあまりよくわからなかったけれど、多分「一緒に遊んでいい?」と言っていたのだと思います。
初めて外国の方とたくさん触れ合えた時間でした。とても楽しかったというのもあったのですが、少しだけれど女の子たちの言っている言葉が聞き取れたシーンがあって、とても嬉しかったです。
数日後、なんとなくだが少しずつファミリーのしゃべっていることが聞き取れてきたタイミングで、週末を迎えました。そこで、ファミリーと一緒に教会へ行きました。教会の方が聖書を話してくれていたみたいなのですが、すごく速いスピードで話している&英語がそもそもよくわからない、で、私にはぶつぶつ話しているようにしか聞こえませんでした。だが、徐々に耳が慣れてくると、少しずつであったが知っている単語が聞き取れて来て、「私NYに少しなじんできたのかな」と思えました。自分でも、「わくわく」していました。
ニューヨーク観光で気づけたこと
週末が明けて英語レッスンも始まりました。
でも、まだあまりファミリー以外に会話をしていないことに気付きました。NYに来る前は極力、人と会話しなくてもいいかなぁ…という思考だったのに、自ら話したいと思えたのは、自分でもすごく驚きました。
やはり外国に来ると変わるんだなぁと思いました。
そんなことを考えながら観光地の中のお土産ショップを見ていると、
急に”Excuse me.”と言われました。私の立っていた位置が少し邪魔だったらしいのです。
“Sorry”と言ってよけました。その時に思いました。
「あ、別にちゃんとした会話じゃなくても、コミュニケーションって取れる」。
しっかり面と向かって会話をしなければいけないイメージが何故かあったけれど、
意外とそんなことなくて、ふらっと軽くていいんだなと思いました。
今考えると少しまだ緊張していた… のかも、知れないです。
週明けは観光地として国連、セントラルパーク、エンパイアステートビル、タイムズスクエア、ブルックリン橋などに行きました。
国連では、質問コーナーなども少し設けられていましたが、質問はすることが出来ませんでした。
「全員がしてないからいいかなぁ…」と思って黙りこくっていましたが、同じ学年の二人がどちらもしっかり質問していて、すごいなと思いました。私には、とてもかっこよく見えました。もし、海外でなくても、このような機会があったら自分も発言してみたいと思います。今考えると少し悔しい気もします。
また、タイムズスクエアも含め、買い物をするときは、店員さんと話せるチャンス…だったのだけれど、
私はほぼ何もしゃべらずに買い物してしまうことが多くなってしまいました。買いたいものを出して、レジを通してもらったら、カードを見せてそのまま支払い、店を出る…。これも、もし次、外国に行く機会があったらちゃんと話してみたいです。
もう一回聞きたいあの言葉
今回の短期留学すべてを通して、ファミリーの同い年の親戚に会ったり、食事の感想をファミリーと言いあったり、少しではあったが英語レッスンの先生と話せたりして、英語を使う機会は多かったなと思います。
でも、先程のように国連でのことや、買い物時のこともあったため、反省点・後悔点も多いです。
だから、もう一度NYに行ってみたい!と思いました。(思えました。)
だが、反省はあっても、「わくわく」は「大丈夫か私」に完全勝利したので、私自身は満足できていると思います。
今回の短期留学で、自分自身、英語力もそうですが、性格面、心理面に関しても少しずつ成長できたので嬉しかったし、成長していく自分に驚き、楽しめました。
今回の短期留学を終えて、成長した自分の状態で、もう一回聞きたい。
もう一回言われたらきっと今なら聞き取れるような気がします。
少しは自信がつきました。「わくわく」もしています。
空港の職員さん、もう一回この前の言葉、言ってください!
(写真は参加者提供)
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