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プログラム名
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短期留学
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行き先
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アメリカ:ニューヨーク
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参加時期
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高校2年生
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期間
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2024年7月23日~7月30日(8日間)
Break The Shell =殻を破る。世界最大の都市、ニューヨークで過ごした1週間はあまりにも短過ぎたが、自分を覆っていた殻にヒビくらいは入れられたんじゃないかと思っている。
最初に、感想をひとこと。最っ高に楽しかった!
プログラムの参加のきっかけ
今回プログラムに参加する主なきっかけとなったのは、学校とISAが開催する夏休みイギリス短期研修に落ちたことだった。そこで、個人で夏休みに海外留学、あるいは海外のサマーキャンプに参加したいという思いで短期留学プログラムを探していた時、ISAのBreak The Shellプログラムが目に止まった。他社のものも含め、他のプログラムの多くが夏休みを利用して短期間ホームステイし、観光などを楽しみながら語学レッスンを受けるといった構成になっている中、マインドセットやキャリアパスに主眼を置いたこれらのプログラムは類を見なかった。海外の雰囲気は感じたいが語学は十分だと思っていた僕にとって願ってもないプログラムであり、その段階で基本的にBTSに絞って選ぶことにした。アメリカがいいという思いはイギリス研修に落ちた時からずっとあり、その中でNYを選んだのは超有名都市であり世界のビジネスの中心地でもあるというのが一つ、国連本部を見に行けるというのが一つ、そしてもう一つは漠然と将来に不安を持っていた中で「Pathfinder」、「道を見つけ出す」というプログラム内容が気になったからだ。
将来のビジョンについて考える
今回のニューヨーク研修は「Pathfinder」ということで、特にどのようなライフパスを選択するか考え、そのための逆算思考を行うという点にフォーカスしていたため、まずは進路関係に絞って話をしよう。プログラム参加前は、将来に対しては基本的に漠然とした思いしか抱いていなかった。国連職員という仕事に前から関心を持っていたのは確かだが、明確に自分がその職につくビジョンなどなかった。だが、Pathfinderセッションを通して本当に自分がやりたいことを模索していく中、単国家的視点にとらわれない国際機関において世界的問題の解決に挑戦してみたい、という思いが浮かび上がってきた。国連本部訪問の際に国連職員として働いていらっしゃる日本人の方のプレゼンを伺ったことも大きかったかもしれない。彼女は、やりたいことをひたすらやっているうちにここに辿り着いた、とおっしゃっていた。初めからここを目指していたわけではない、とも。だから、僕も今国際機関で働きたいという思いに向かって努力しようと思っているけれど、結果として全く違う進路に進むかもしれない。だが、いや、だからこそ、今はこの目標に向かってこれから何をすべきかを考え、積極的に行動していきたい。自分からアクションを起こさなければ、何も変えられないのだ。
セッションでは、とにかく自分の意見をきちんと持ち、それをアウトプットすることを心がけた。Pathfinderセッションでは自分がどのような人間かを中心的に考えるため、日本では自分はこういう人間だとアウトプットすることは少し気恥ずかしく思われることかもしれないが、そんなことを気にしていては話が進まない。真剣に自分はどんな人間なのか考えて、それを伝える、ということを大事にした。
もちろん、セッションが全てではない。それどころか日程の半分は現地高校生との交流や前に述べた国連訪問、滞在場所となったコロンビア大学のキャンパスツアー、日本ではチケットを取るのも難しいブルーマンショー観劇などのアクティビティが組まれていて、「日本ではない世界」に触れられるようになっていた。そして何よりの楽しみは、他のプログラム参加者と過ごす時間。プログラムに参加するにあたって初対面の人と仲良くなれるだろうか、友達はできるだろうかと心配する気持ちはかなりあり、一番の不安要素でもあったが、はっきり言って杞憂だった。同じ中高生同士すぐに打ち解け、すぐに楽しく話せるようになった。不安なのはみんな同じだから、初対面の段階でもっと自分から話しかけておけばよかったな、とは少し思っている。
プログラムを終えて
プログラムを終え、海外で学びたいという思いを強く持っている。僕が興味を持っている国際関係学を学ぶ上で、ほぼ単一民族国家である日本で、同じ日本人に囲まれながら学ぶより、世界からさまざまなルーツを持つ人が集まる場所で学ぶ方が遥かにいいからだ。プログラム前は海外留学に多少の興味はあったとはいえ基本的に日本の大学で学ぶことが前提となっていたが、自分を自分で縛っていただけだと気づけたことが、このプログラムでの一つの収穫かなと思っている。
最初に書いた通り、本当に楽しく、実りのある1週間となった。このプログラムの安いとはいえない参加費を払ってくれた親や、プログラム中ずっと見守ってくださった添乗員のお二人、そして現地でガイドを務めてくれたマニーとリリー、グループリーダーのみなさん、最後にプログラムで出会ったみんなに、心から感謝している。
何事も最初の一歩を踏み出すのが一番勇気がいるものだ。だけど、踏み出してみれば大したことじゃなかったと気付けるかもしれない。一歩踏み出して、殻を破れる人間でありたい。
(写真は参加者提供)
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