アメリカの大学に進学する方法について


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2018.03.29

憧れのアメリカの大学に進学! ハードルが高そうなイメージがありますが、実際は様々な進学方法があります。英語力を高めながらの編入であれば、アメリカの大学進学後の授業にもスムーズについていくことができます。日本人留学生におすすめのアメリカの大学に進学する方法についてご紹介します。

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目次

Summary

ホームステイや留学に参加するベストなタイミングは?

  • アメリカの大学進学には様々な方法がある

  • アメリカでは大学への編入も一般的

  • 留学生のためのパスウェイプログラムを活用して4年制大学に編入する方法

  • 2年制公立大学のコミュニティカレッジから4年制大学編入を目指す方法

  • 語学学校からアメリカの大学に進学する方法

今回のナビゲーター

アメリカの大学入学を夢見るあまり、高校卒業後にファストフード店でのオーダーもままならない英語力で渡米。TOEFLスコアはアメリカのコミュニティカレッジ入学の最低ライン…。それでもくじけることなく、周りの現地学生や留学生との温かい交流を通して約2年で無事卒業! アメリカでの教育実習等を経て4年制大学に編入し、これまた留年することなく卒業。現在は、未来のある子どもたちの英語教育に携わるという夢を実現し、高校留学や海外の大学進学のカウンセリングに従事。

アメリカ大学進学には様々な方法があります!

海外の大学に進学するための費用や英語力について、前回ご紹介しました。今回は、アメリカの大学進学にフォーカスします。アメリカの4年制大学に進学したいと思ったら、願書を取り寄せ、高校の成績や推薦状等の必要書類を用意し、TOEFL iBTやIELTSといった国際基準の英語能力試験を受け、日本での大学進学と同じように出願… しますか? みなさんがバイリンガルでもない限り、考えただけでもちょっとハードルが高そうですよね!?
 
実はアメリカの大学進学は、4年制大学にストレート入学を目指す以外に、編入も一般的で様々な方法があります。以下、順にご紹介します。

アメリカの4年制大学に直接進学!

まずは、アメリカの4年制大学への進学を直接目指す方法です。出願時には、願書、高校の成績、英語エッセイ、推薦状、TOEFL iBTやIELTSといった国際基準の英語能力試験のスコア等が必要となります。目指す大学によって英語力の基準はもちろん異なりますが、現地の学生と同様の高い英語力が求められます。
 
例えば、4年制の私立大学、リベラルアーツ・カレッジ(Liberal Arts College)であるSaint Mary’s College of Californiaの場合、出願に求められる英語力の目安はTOEFL 80~、IELTS 6.5~となっています。ちなみに、年間の学費と生活費は約400~500万円程度。リベラルアーツ・カレッジの特長として、学生数が4,000名くらいまでの小規模な大学が多く、大規模な総合大学よりも教授から丁寧な指導を受けることができます。ほとんどのリベラルアーツ・カレッジは郊外に位置するため、自然豊かなキャンパスでのびのびと大学生活を送れるのも魅力です。

「パスウェイ」を活用して4年制大学に編入

アメリカの大学に進学する別の方法に、パスウェイプログラムがあります。パスウェイプログラムとは、海外の国公立の有名大学が留学生向けにデザインしたプログラムです。現地の大学で1年間のパスウェイプログラムを受講した後、大学2年次に編入することができるというもの。2年次に編入することで、正規入学と同じ4年(パスウェイプログラム1年+学部課程3年)での卒業が可能です。
 
パスウェイプログラムの最大のメリットは、留学生向けのプログラムなので、大学に正規入学する場合の英語基準点を満たしていなくても入学できること! 大学によって異なりますが、TOEFL 46~、IELTS 5.5~が英語力の目安です。また、留学1年目のパスウェイプログラムを通して、大学生活を送るうえで必須の英語のライティングやスピーキング、プレゼンテーションといったスキルを習得できるのも魅力です。2年目以降の正規学部課程での学習もスムーズに進めていくことができます。

パスウェイプログラムにはアメリカの大学進学の他、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド等での大学進学のプログラムもあります。

コミュニティカレッジから4年制大学編入を目指す

コミュニティカレッジから4年制大学編入を目指す

渡米当時、英語力に問題があった!? 筆者がアメリカの大学に進学した際に利用した方法がこちら、コミュニティカレッジから4年制大学へ編入するという方法です。
 
コミュニティカレッジ(Community College)とは、2年間で準学士がとれるアメリカの2年制公立大学のこと。4年制大学に比べて入学に必要な英語力や学校成績の基準が緩やかなのが特長です。コミュニティカレッジは地域の住民へ平等な教育の機会を与えることと地域経済の発展を目的に、州や市の税金で運営されているので、学費がリーズナブルなのも魅力です。あくまでも目安ですが、学費と生活費で年間約220万円~ 学生生活を送ることも可能です。
 
コミュニティカレッジには職業訓練課程と4年制大学の3年次への編入を見据えた進学課程、2つの課程があります。コミュニティカレッジから4年制大学への編入を目指すという方法は、留学生のみならず、アメリカの学生にもメジャーな方法です。例えばDiablo Valley Collegeは、カリフォルニア大学バークレー校(UC Berkeley)に編入する学生数で全米No.1を誇っています。
 
留学生にとっては、コミュニティカレッジで学ぶ2年間で英語力をアップさせることができるので、英語力に自信がない方にも安心の進学方法と言えるでしょう。志望校や学びたいことを見つける時間的な猶予ができるのも、コミュニティカレッジの魅力のひとつです。

語学学校からアメリカの大学に進学!

意外と知られていない裏ワザ!? に、語学学校からアメリカの4年制大学に進学する方法があります。語学学校の中にはアメリカの大学に進学するための大学進学準備コースがある学校があります。語学学校で一定の英語レベルをクリアすれば、英語の公式テストのスコアや試験無しで語学学校の提携校(大学、カレッジ、専門学校)へ進学できるというものです。
 
ディスカッションやレポートを書くなど、大学の授業についていくために必要な英語力を語学学校でしっかり身に着け、アメリカの大学に進学。語学学校で大学選びや出願手続きのサポートもしてくれるので安心です。自分の頑張り次第で、語学学校から憧れの有名校に進学することも夢ではありません!
 
他にも、大学付属の語学学校が日本で開講している進学準備講座等もあります。規定の英語レベルをクリアすれば、国際基準の英語能力試験(TOEFL iBT, IELTS等)が免除され、日本にいながらにして4年制大学への条件付き合格証を得ることができます。
 
以上、アメリカの大学に進学する方法についてご紹介しました。英語が苦手だった筆者でも入学を果たし、無事に卒業できたアメリカの大学! 留学会社のサポートも活用して、みなさんもぜひ挑戦してみませんか?

米国大学の出願から卒業まで、キーワードを厳選!

アメリカの大学進学を目指す人、憧れている人ならきっと一度は聞いたことがある「コミュニティカレッジ」、通称コミカレ。合格最低ラインの英語力から這い上がり、学士号を取得した留学カウンセラーが、アメリカ大学進学でコミュニティカレッジを本当にオススメする理由をご紹介します。

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