ホストファミリーと仲良くなる4の方法


  • 留学の心得

2017.11.30

ホストファミリーと仲良く過ごせるか? ホームステイを予定している皆さん誰もが、出発前に考えるのではないでしょうか!? そこで、幼少の頃からホストファミリーとして留学生を受け入れ、6ヵ国でのホームステイ経験もある筆者が、自身の体験談をまじえてホストファミリーと仲良くなる方法を伝授します!

この記事は約5分で読めます。

目次

Summary

ホストファミリーと仲良くなるには…

  • ホームステイ先のルールを守ること

  • 友達のホストファミリーと比べないこと!

  • ホストファミリーのお土産で大切なのは気持ちと会話のきっかけ

  • ホストファミリーがお土産よりも喜ぶものがある!?

今回のナビゲーター

幼少の頃から自宅で交換留学生をホストファミリーとして受入れ。自身も学生の頃からマレーシア、アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドの計6ヶ国でホームステイ経験あり。現在、ホームステイ参加年齢に息子が達するのをまだかまだかと心待ちにしている一児の母。

ホストファミリーの家のルールを確認しよう

せっかく御縁があってホームステイすることになったホストファミリーですから、仲良くなりたいですよね。そこでホストファミリーと仲良くなるコツをいくつかご紹介します。

 

バンクーバーにホームステイした時のことです。そのお宅にはトイレやシャワーを使用したら必ず換気扇を回して、ドアを開けっ放しにしておくという決まりがありました。滞在当初、この決まりを知らなかった私は、使っていない時もドアをきちんと閉めていました。ホストファミリーは閉まったままのドアを見て、体調がすぐれずトイレにこもっているのではないかと心配したそうです。カナダに限らず欧米では、使用していない時はバスルームのドアを空けておくという家庭が多いです。“vacancy(空き室)”のサインなんですね。

 

まずは、ホストファミリーの家のルールを確認しましょう。各家庭にはいろいろなルールがあります。例えば、テーブルセッティングは子ども達の役目だったり、洗濯は週に1回と決まっていたり、夕食後は自分の部屋には行かずにみんなでリビングで過ごすことだったり。ホームステイ先のファミリーはどんなルールがあるのか、最初に確認してみてください。そして、一度確認したルールは必ず守るようにしましょう。

友達のホストファミリーと比べない

友達のホストファミリーと比べない

英語にこんな慣用句があります。
The grass is always greener on the other side of the fence.

 

文字通り、日本語では「隣の芝生は青い」ですね。他人のものはよく見えるものかもしれません。でも、ホストファミリーと仲良くなりたいなら、友達のホストファミリーと自分のホストファミリーを比べないこと。日本でも1つひとつの家庭が異なるように、海外の家庭もそれぞれ異なります。

 

私が初めてホームステイしたイギリスのホストファミリーは、子どもがいない老夫婦のご家庭でした。友達のホストファミリーには子どもがいて、賑やかそうで、とてもうらやましかったものです。でも友達はというと、枕投げやオモチャ遊びの相手をいつもせがまれるので、「子どもがいないお家がいいな~」と言っていました。まさに無いものねだりですね。たしかに老夫婦の家は静かでしたが、一緒にお料理をしたり、ガーデニングのお手伝いをしたり、“EastEnders”(イギリスで国民的な人気のBBCドラマ)を一緒に観たり、英語の勉強もはかどり、とても充実していたのを覚えています。

 

このように様々な家族構成や人種、宗教のホストファミリーがいます。友達のホストファミリーと比べるのではなく、自分のホストファミリーを大切にしましょう。それが何よりのホストファミリーと仲良くなるコツです。

ホストファミリーへのお土産選びも重要!?

ホストファミリーと仲良くなるには、ホストファミリーへのお土産選びもポイントです。日本人はお土産をたくさん買いがちな傾向にありますが、それだとホストファミリーはかえってびっくりしてしまいます。ホストファミリー全員にではなく、ご家庭に1つのお土産で十分! 大切なのは気持ちですから、高価な物である必要はありません!

 

むしろファンシーグッズやキャラクターグッズは欧米にはあまりないので、キラキラした小物やかわいいシャープペンシル等も喜ばれます。和風の小物だって、ワンコインショップで購入できるような物で大丈夫です。日本の伝統や文化を英語で紹介している本なども喜ばれます。また、帰国時にホストファミリーや現地でできた友達にプレゼントできるので、キーホルダーやシール等、ちょっとした小物をいくつか持っていくと重宝します。

 

皆さんの出身地にちなんだお土産も良いかもしれません。ホストファミリーに自己紹介をする時、“My name is ~. I’m from~.”までは言えても、「出身地には何があるの?」、「何が有名なの?」と尋ねられると言葉に詰まって説明できなくなってしまうこと、ありませんか? 以前、佐渡出身の子が、金箔しおりと佐渡の案内(英語パンフレット)をお土産で持ってきていました。自己紹介がてら、出身地のPRもできて話が弾んだようです。

 

ホストファミリーのお土産は初対面で渡す物ですから、会話のきっかけになる物がベストです。

ホストファミリーがお土産よりも喜ぶもの!?

ホストファミリーが皆さんからのお土産よりも喜ぶものがあります。
ホストファミリーと仲良くなるための、答えでもあります。

 

それは…

  • いつも笑顔でいること

  • 大きな声で挨拶をすること

  • お手伝いをすすんですること

  • 感謝の気持ちを伝えること

日本でも、お手伝いしていますか? 家族に挨拶していますか? 自分のことは自分でやっていますか? ホストファミリーと仲良くなるには、感謝の気持ちを伝えることも大切です。例えば“Please”と“Thank you”は、欧米で子どもたちが一番初めに教わる言葉です。簡単な単語ですが、本当にMagic word! 何かをお願いする時は最後に“Please”のひと言を添えて。ホストファミリーが何かしてくれた時は必ず“Thank you”と言うようにしましょう。こんなごくごく基本的なコミュニケーションが、ホストファミリーと仲良くするカギになってきます。

 

ホームステイに行く前にぜひ、今できることから少しずつ準備してみてください。チャレンジする気持ち、大きく広く物事を見る気持ち、ポジティブな考え方を持って出発しましょう!
皆さんのホームステイが、人生でかけがえのない経験となりますように!

ホストファミリーに喜ばれるお土産って?

ホストファミリーへのお土産選びは悩みどころ。どんなお土産なら、ホストファミリーは喜んでくれるのでしょうか?ホームステイでの実話を元に、グッズ編と食品編に分けて、おすすめのお土産をご紹介します。

アイエスエイの留学・ホームステイについて

1970年の設立以来、アイエスエイのプログラムでホームステイや留学に参加された方は延べ80万人以上。50年間にわたる経験とノウハウを活かし、保護者の皆様にご安心いただけるよう、大切なお子様をお預かりする立場として安全対策に全力で取り組んでおります。グループツアーの場合、日本出国から帰国までの全行程、1グループにつき、2名以上の添乗員が同行します。プログラム中は、現地コーディネーターもサポートします。また、日本国内では、アイエスエイスタッフがお電話とメールにより、皆様からのお問い合わせに対応させていただきます。


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