留学で挫折経験… 経験から得た失敗しないための乗り越え方とは?


  • 留学の心得

2018.09.27

英語が大好きで得意だと思って意気揚々と高校留学に行ったのに撃沈…。早ひと月でホームステイ先から逃亡しようとした私…。エラそうなことを言える立場ではありませんが、留学で挫折を経験しているからこそ、これから留学を考えている皆さんや、まさに今、留学中に悩んでいる皆さんにアドバイスできることがあるのではないかと思います。今回はそんな自身の失敗と反省の意を込めて、留学やホームステイでくじけそうになった時に立ち直るための方法についてのお話です。

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目次

Summary

まさか私が留学で挫折!? 経験から得た失敗しないための乗り越え方

  • 留学やホームステイは自分からアピールしていこう!

  • 英語の間違いを気にせずにとにかく話そうとする

  • 隠れホームシックには要注意!? 一人の時はポジティブなことを考える

  • 特技があると友達ができやすかったり、気分転換になる

  • 留学や自分像の理想は自分でつくる

今回のナビゲーター

高校生でアメリカのオハイオ州に交換留学。大好き&得意だと思っていた英語がまったく喋れず大ショックのあまり、ホームステイ先から脱走計画を企てるも未遂に終わる!? 英語でのコミュニケーションの大切さを痛感するとともに改心し、中学の英語教師に着任。現在はコミュニケーションツールとしての英語を通して海外と児童生徒達との橋渡しをする仕事がしたいと、留学カウンセラーとして日々修行中!

留学の挫折経験で学んだこと1:留学やホームステイは受け身ではダメ!

高校留学すると決めたこと自体が受け身ではない。それに留学に行ってしまえばどうにかなる。当時高校生だった私はそんな風に考えていたのだと思います。でも高校留学開始早々に、留学に対しての「心構え」というものがとても大切であるということに気付かされ、挫折感に苛まれることになります。
 
アメリカでの高校生活がスタートする前は、アメリカ人=フレンドリーだと思っていました。労せずして友達がたくさんできるに違いないと。ところが私が高校留学したエリアは、オハイオ州の中でも保守的なエリア。それでも最初のうちは日本からの留学生という物珍しさと好奇心から、クラスメイト達の方から話し掛けてきてくれました。でもそんな状況が続いたのはせいぜい1週間程度だったでしょうか。留学生だからといってゆっくり話してはくれないし、話し掛けられることもなくなっていきました。
 
留学中は自分から話し掛けないと友達なんてできないし、ホストファミリーは日本の親のように私の気持ちを「察して」くれるわけではありません。自分からアピールしていくしかないのです。でもどうやって? そもそも、英語が大好きだからって、英語が得意だと思っていたからって、英語のネイティブではないから高校留学に来たわけです。
 
留学先の高校のカウンセラーに相談しても、クラスメイトやホストファミリーとのコミュニケーション不足を指摘されるばかり。あの頃の私は英語力不足から自分の複雑な気持ちを誰にも伝えることができずに、どんどん自分自身を追い込んでいったのだと思います。目前には、話し掛けるちょっとの勇気と英語力という高い壁が立ちはだかっていました。

留学の挫折経験で学んだこと2:英語力の壁は努力で乗り切るしかない!

留学中は受け身ではなく、自分をアピールしていくこと。それには、どのように自分を知ってもらうか、どのように自分の気持ちを表現していくかが大切です。頭ではわかっていてもなかなか行動に移せるものでもありません。
 
大人になった今だからこそ言えるのですが、英語の間違いなんか気にせずにもっと自分から話しかけていたら挫折することもなかったと思います。これから高校留学や長期の留学に行く皆さんには、日本にいる時から簡単な自己紹介を英語で考えておくことをお勧めします。そうすることで自己アピールができるようになるから。

留学の挫折経験で学んだこと3:留学中の一人の時間は有効に活用する!

ホストファミリーには私とほぼ同年代のお子さんが4人いました。でも各々の生活があり皆忙しくて、気付けば日に日に家で一人で過ごす時間が多くなっていました。挫折感と言うよりも寂しい気持ちが増大して、自分で自分をさらに追い詰め、自分の殻に閉じこもっていくことになりました。今思えば、「構ってあげなくてもあの子なら大丈夫」という判断の上でのホストファミリー達の優しさだったのかもしれません。でも当時の私にはそんな風に考えられる余裕なんてありませんでした。今のようにスマートフォンで誰かとすぐに繋がれる時代でもありません。そしてついにホームステイ先からの逃亡を企てます。
 
日本に帰りたいわけでも、家族に会いたいわけでもなく、単純に日本の生活が恋しくてしかたなくなってしまったのです。ネガティブなことばかり考えるのではなく、挫折した現状を打開するための方法をポジティブに考えれば良かったのだと、今は切に思います。留学中の一人の時間はむしろ誰からも話しかけられなくてラッキー。英語の勉強に集中できる! 今日誰々との会話で伝えたかったけれど英語で言えなかったことを英語で何て言ったら良いのか調べてみる時間に当てるのです。調べたことはノートに書き留めておきます。そうすれば英語力の向上にもなるし、留学やホームステイで抱えている問題の解決にもつながったはずです。

留学の挫折経験で学んだこと4:留学やホームステイでも芸は身を助く!

留学の挫折経験で学んだこと4:留学やホームステイでも芸は身を助く!

話はちょっと変わりますが、大学受験で俗に言う一芸入試というのがあります。芸は身を助けるなんて言葉もあります。留学やホームステイにも大いに当てはまります。英語が苦手だとしても、ピアノが得意、ダンスが上手、スポーツが万能、または絵を描くのが好きなど、自分の得意分野があると、留学先でもみんなから認められ、一目を置かれる存在になり得ます。拙い英語はご愛嬌として許され、チャームポイントにだってなるのです。
 
時に得意分野は留学中の生活、留学そのものに対してモチベーションが低下してしまったり、ひどく落ち込んでしまうような時、挫折しそうな時にも自分を自分らしく保つための気分転換、特効薬として大いに役立つはずです。

留学の挫折経験で学んだこと5:理想の留学やホームステイ、自分像なんてものはない!?

高校留学とホームステイで経験した挫折感を通して思うのは、そもそも留学に理想なんてものはないということです。留学中の理想の自分像もありません。そんなものは自分で作っていくしかない。大切なのは自分の理想に至るまでに、どんな努力や準備が必要なのか。それだけです。
 
最後に 自分で自分を追い込んでしまったばかりにあんなに思い悩んでいた当時の私、ダメダメだった私に今の私がもし声をかけるとしたら…
 
「“何のために留学したのか?”もう一度考えて。
 目標を達成するために、まずは足元を見て。
 留学中の今しかできないこと、あなたにしかできないことに全力で取り組んでほしい」
 
と言いたいです。道はきっと開けるはずだから!

「このホームステイは外れだ!」と思うその前に!

留学やホームステイプログラムに参加された/される皆さんが、ホームステイの「当たり外れ」についてお話されているのをよく耳にします。ホームステイが自分にとって良かったか、悪かったかという主観的な判断のようにも思われますが、ホームステイの「当たり外れ」の基準とは何なのでしょうか?

アイエスエイの留学・ホームステイについて

1970年の設立以来、アイエスエイのプログラムでホームステイや留学に参加された方は延べ80万人以上。50年間にわたる経験とノウハウを活かし、保護者の皆様にご安心いただけるよう、大切なお子様をお預かりする立場として安全対策に全力で取り組んでおります。グループツアーの場合、日本出国から帰国までの全行程、1グループにつき、2名以上の添乗員が同行します。プログラム中は、現地コーディネーターもサポートします。また、日本国内では、アイエスエイスタッフがお電話とメールにより、皆様からのお問い合わせに対応させていただきます。


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