シドニーでの12日間の思い出  


プログラム名

短期留学

行き先

オーストラリア:シドニー

名前

Sさん

参加時期

高校1年生

期間

2025年3月25日~4月5日(12日間)

 私は、3月25日から4月5日までの12日間のオーストラリアの旅が、一生の思い出となりました。理由は数えきれないほどありますが、大きく分けると次の三つです。「現地で多くの人々に支えられたこと」「自分を見つめ直す機会になったこと」「英語力を伸ばすことができたこと」です。それぞれの経験は互いに深く関わり合っていて、それらを同時に学ぶことができました。

現地で多くの人々に支えられたこと

 一つ目の「現地で多くの人々に支えられたこと」については、特にホストファミリーと現地校でのバディの存在が大きかったです。ホストファミリーは、家の中でも車の中でもいつも私たちに気を配ってくれて、週末には観光地に連れて行ってくれました。それだけでも十分ありがたかったのに、オーストラリアでの運転の仕方や法律、野生動物のこと、フィリピンの文化やパーティなどリアルな暮らしぶりについても丁寧に教えてくれました。また、ホストブラザーたちとは日本のアニメを一緒に見たり、お菓子を食べたり、ゲームをしたりしてとても楽しい思い出ができました。現地校では、バディが右も左もわからない私に対してとても親切に接してくれました。きっと自分も学校で忙しいはずなのに、時間を割いて丁寧に案内してくれました。そのおかげでバディからも友達の輪が広がり、オーストラリアだけでなく彼らの出身国であるインドの文化にも触れることができました。昼休みに一緒にハンドボールをして遊んだり、授業に参加したり、お弁当を分け合ったり、冗談を言い合ったりと心温まる交流がたくさんありました。彼らに出会えたことを心から嬉しく思います。

自分を見つめ直す機会になったこと

 二つ目の「自分を見つめ直す機会になったこと」は、日本と異なる文化に触れたことや、これまでの環境から離れたことによるものです。オーストラリアの人々はとても明るく、親切でフレンドリーでした。見ず知らずの人たちともたくさんの会話をし、多くのことを学びました。また、日本で当たり前だと思っていたことが通用しなかったり、日本で当たり前ではないことが当たり前であったりと、新しい価値観に触れることができました。特に印象に残っていることは道路や交通ルールの面と食事の面です。道路や交通ルールの面では住宅街に歩道があまりなかったりラウンドアバウトが多かったりしていて驚きました。食事の面では食べたことも見たこともない料理を箸を使わずに食べる体験や、日本食から離れて現地やほかの国の食文化を楽しむことができたのはとても貴重でした。ただ、せっかくの体験だったのに食前に写真を撮らなかったことを今でも後悔しています。こうした経験を通してこれからの人生では、良し悪しだけでないより広い視野で物事を見られるようになったと感じています。

英語力を伸ばすことができたこと

 三つ目の「英語力を伸ばすことができたこと」は、英語が共通語であるオーストラリアに行ったことで自然と得られた成果でした。ホストファミリーとの会話も現地校の生徒との会話もすべて英語だったので、自分がどれだけ聞き取れるか、話せるか、伝えられるかを実践的に試すことができました。また、現地の文化を学びながら教科書には載っていないようなスラングや日常表現など、ネイティブと会話したからこそ学べる英語にもたくさん触れることができました。この旅での英語学習はテストにももちろん役に立つと思いますが、それ以上に今後の人生に役立つ大切な力になったと感じています。

一生の思い出

  これらの三つの理由を踏まえて、私は「一生の思い出になった」と心から言えます。そして、それと同時に12日間があっという間だったということも感じました。出発前は「約二週間も海外で生活していけるかな」と不安でしたが、実際行ってみると毎日が楽しく、学びにあふれていて気付いたら「帰りの飛行機に乗っていた。」という感じでした。

 

やり残したことはまだまだたくさんあります。なので、またいつか自分でお金をためて、オーストラリアに行きたいと思っています。そして、この経験を支えてくれた周わりの大人、特に両親や祖父母には感謝をしてもしきれません。当たり前になってしまいがちな日々の食事や親切さ、サポートを当たり前と思わず、言葉にしてこれからも感謝を伝えていきたいです。

(写真は参加者提供)


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