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プログラム名
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短期留学
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行き先
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イギリス:ロンドン
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名前
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Mさん
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参加時期
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中学2年生
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期間
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2024年3月23日~4月4日(13日間)
期待で胸を膨らませ出発
2024年3月23日、日本を出発した。私は今まで海外へ行ったことがなく、これから始まる海外研修に期待を寄せていた。飛行機に乗ること自体は初めてではなかったが、シンガポールにあるチャンギ空港まで7時間以上かかることは新たな体験だった。
出発前は国際線や機内食について気になっていた。最初の機内食は牛丼だった。日本人の私からするとよく慣れ親しんだ味付けだが、これがのちに日本らしさを感じるとは思ってもいなかった。国際線の中では映画を見ることができたためかなり満喫していた。
しかし、ロンドンヒースロー空港までの飛行機の中で英語の壁を感じた。チャンギ空港までは日本人のCAさんもいたため困ることはなかったが、ヒースロー空港までは全て英語のため飲み物や機内食を選ぶときに聞き取れなかったりすることがあった。とりあえず聞き取れた単語のものをお願いして何とかそれを選ぶことができた。
イギリスに到着
無事に入国審査を通り抜け、イギリスに到着した。3月にも関わらず外は少し寒く異国の地である実感が湧いた。それだけでなく建物の様子が日本とはかなり違っており、レンガ造りが主流だった。町がとてもきれいで圧倒された。
そしてホストファミリーと対面した。緊張のせいか、自己紹介もまともに言えなかった。このままではいけないと思い、ホストファミリーにロンドンやオックスフォード、私が滞在したギルフォードについて尋ね、どうにか会話をした。その時言葉が思うように通じず不安と寂しさがあった。
地域散策
ギルフォードには私が今まで見たこともないような景色が広がっていた。道路の名前が書かれた看板や赤い公衆電話がハリーポッターの世界観を作っていた。ロンドンではビッグベンを見た。本来ビッグベンというのは鐘の愛称であるということも知った。それ以外にもバッキンガム宮殿や大英博物館に行き、世界的に有名な建造物などを見て世界の広さを知った。オックスフォードではラドクリフカメラやウィリーウォンカの撮影で使われた場所を見た。ロンドンと比較すると静かな感じがして、建物から威厳を感じられた。ウィンザーではウィンザー城に圧倒された。またウィンザー城に出入りしていたマーチングバンドの生演奏を聴くことができ、とても貴重な経験であった。
同じイギリス国内でも見える景色はかなりことなっていて、それぞれの良さがあることが分かった。これらは日本にとどまっていては見ることができなかっただろう。自分の目で素晴らしい景色を見ることができて良かったと思う。
アクティビティ
私は午後のアクティビティとしてボウリングとアイススケートをした。これらは日本人の参加者と一緒に行うため、他校の生徒との交流の機会や一緒にホームステイを行う仲間との関係づくりになった。私は初めボウリングにはあまり自信がなかったが、ストライクを出せた時は嬉しかった。その時、仲間も一緒に喜んでくれた。それが私にとって一番嬉しかった。
アイススケートもそれと同様にあまり滑りなれていない人がいたら助けたり、滑れるようになったら喜び合ったりしながら楽しむことができた。
これらの考え方や雰囲気作りもホームステイやこれからの人生において必要になってくるだろうと考える。私は今回それの練習をここですることができたため、役立てていこうと思う。
英語レッスン
中高生で分かれた参加者と外国人の先生一人で行う英語レッスンが5回ほどあった。その内容は前日の出来事について発表したり、英語で簡単なクイズをしたり、英語の文章を読んだり書いたりするものだった。そのため、学校で習うような文法中心の英語ではなく自然と楽しんで身に付く感じがした。すると英語でコミュニケーションをとることの楽しさが分かり、もっと伝えたいと感じるようになった。
ホストファミリー
食事は基本的ホストファミリーが用意してくれていた。朝にパンケーキやシリアルなどを食べて昼や夜にもお菓子を食べる食生活には驚いた。イギリスの料理はあまり良い評判を聞かなかったが、全くそんなことはなくどれもおいしかった。箸を一切使わず、ナイフとフォークを使うのには少し苦戦したが、日本ではあまり使わないため良い経験になった。
私のホストファミリーは休日にイースターだったこともあり、簡単なゲームを用意してくれた。その中でも印象的だったのが脱出ゲームだ。私はホストシスターやブラザーと協力しながら部屋から脱出する方法を考えた。その時私が話す英語は完璧ではなかったが、ジェスチャーも交え何となく言いたいことが伝わるようになっていた。その理由は英語力ではなく会話しようという意思にあると思う。初めは緊張であったり不安があったりしたため恥ずかしがっていたが、そのころには慣れていた。だから楽しむためには積極的に会話をしていき、自分で楽しみをつかもうとすることが重要であると考える。
お別れ
最終日私はこのホームステイを振り返って色々な人と出会えて嬉しくなったと同時に、すぐに遠く離れてしまうと感じ寂しかった。上手くいったこともいかなかったこともあったが、その全てが良い経験となった。英語を学ぶだけでなく日本とは全く違う考え方やコミュニケーションの仕方を知ることができ、世界に関心を持つことができた。これらの経験を生かし、今後は様々な視点で世の中についてもっと知っていこうと思った。
(写真は参加者提供)
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