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プログラム名
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高校留学(私費留学)
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行き先
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ニュージーランド
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名前
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Nさん
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期間
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2023年2月~2023年12月
留学を経験する前と後で最も変化した自分の部分は、人との関わり方への姿勢や考え方です。
留学前の私は、スポーツに没頭する生活で、あまり新しい環境や人と関わる機会がありませんでした。そのため、ある程度決まった人と毎日生活をすることが多かったです。それに比べて、留学中は、もちろん、全く新しい地、環境に一人で渡航をし、生活をするため、すべてが「はじめまして」でした。今まで普通であった常識、文化、マナーは自分が思っていた以上に通用せず、英語は留学前から得意ではあったものの、実際に現地で使われる英語は自分の知っている英語とは全く違うものに聞こえました。
そんな中、自分の留学での一番のターニングポイントとなる、友達たちとの出会いがありました。現地の生徒たちはとてもやさしく、フレンドリーで、とても接しやすかったです。現地の生徒と友達になっていく中で、初対面であるにもかかわらず、まるで昔から友達であったかのように感じてしまうような、彼らの高いコミュニケーション能力に圧倒されました。また、彼らのいろいろな物事に対するポジティブな考え方、姿勢にも感心しました。私はそんな姿勢を身に着けようと、同じ授業の現地生や先生方、ホストファミリーと積極的に会話をしたり、楽観視を意識して日々を送ったりと、様々なことに挑戦しました。
その結果、一日の中で人と関わる時間や会話をする時間が増えたことにより、他人が持つ違った価値観や視点、考え方などに触れる機会が増え、自分の経験と視野を広げることができました。そして、この経験は他人と関わる際に、偏見を持たず、相手を理解しようというポジティブな姿勢へとつながりました。
留学の終盤では、バス停で居合わせた見知らぬ人と軽くその一日のことを語り合ったりするほど、人とのコミュニケーションが得意になりました。また、より多くの時間英語をしゃべることにもつながったため、英語力が著しく上達しました。多くの人脈を作れたことは自分の留学をより良いものにする上でも、大きな支えになりました。わからないことや困ったことがあった時には必ず頼れる人が身近にいてくれたので、悩みこんだりすることは一切ありませんでした。ホストファミリーともよい関係を築くことができ、不満やトラブルが起きることはありませんでした。
一方、人と過ごすこと以外にも、自分を見つめ直すこともできたと思います。ホストファミリーがいたものの、自分のことは極力自分でやるように心がけていて、それまで人任せであった洗濯、料理、掃除、身の回りの管理といったことを試みるきっかけになりました。そして最終的には自分のことはすべて自分でできるようになり、一人の人間として成長した部分があると思います。留学を終え、今思うとこの経験は自分の人生を変える転機になったと感じます。留学に行く前と今では、自分の常識が変わったし、より多くのことを受け入れるようになれたと思います。できなかったことはできるようになり、知らなかったことをたくさん知ることができました。このような経験は実際に外国の地で生活をしないと得られないものだと思うし、国内では学ぶことができないことがたくさんあったと実感しています。おそらく留学に行っていなかったら、今の自分は全く違った人間であると思います。私の人生において、この学生時代に留学を選択したことは、自分にとって大きな利益だったと言えます。
(画像は参加者提供)
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