一生の思い出

私にとって海外に行くのは生まれて初めての経験で、緊張半分期待半分の気持ちで日本を出発した。家族と離れて過ごすことにはあまり不安はなかったが、英語が通じるかや友達ができるかが不安だった。それと同時に、初めて訪れるシンガポールがどのような場所なのかというわくわくとした気持ちもあった。

しかし、日本から乗り継ぎ地のホーチミンへと向かう飛行機のなかでCAさんがドリンクを持ってきてくれたが英語が分からなかった。そんなときに飛行機で隣の座席だった男性が分かりやすく教えてくれた。また、機内食の容器の蓋が開けられなかったときも隣の座席の男性がそっと開けてくれた。私は嬉しくて心が温かくなった。初めて食べた機内食は白米が日本のものと少し違う感じがした。飛行機の中では映画を見た。5時間半ほど飛行機に乗ってホーチミンに着いた。シンガポールに行く飛行機が来るまでの間に自己紹介をした。たくさんの子と話ができて嬉しかった。友達もできて嬉しかった。その後の飛行機では友達になった子と隣の席になれて、たくさん話をできて楽しかった。

シンガポールに着いた頃にはもう夜だった。日本を出発したのは朝だったので、やっと着いたと思って少し感動した。空港で少し買い物をしてからバスに乗って寮まで向かった。

寮ではケンタッキーを用意してくれており歓迎してくれたようで嬉しい気持ちになった。機内食も食べていたのであまり多くは食べられなかったけれど気持ちが嬉しかった。

次の日からは英語レッスンが始まった。どんな授業なのだろうか、ついていけるだろうかと緊張していたが優しい先生で安心した。クラスの子もみんな優しくしてくれたので嬉しかった。クラスの子はみんな英語が上手だったので私も上手に話したいなと英語を学ぶモチベーションが上がった。英語レッスンでは、レッスンの最終日に行うスピーチの準備をしたり上手なスピーチの仕方について学んだ。私は人前で話すことがあまり得意ではないが、ペアの子とたくさん話し合ってスピーチを作りあげることができた。先生もたくさんアドバイスを下さってそのアドバイスを元にがんばった。クラスで努力賞のようなものを受賞することができて嬉しかった。このレッスンで学んだことを大切にしようと思った。

午後からの活動ではシンガポールの様々なところを訪れた。本当に毎日たくさんの所を訪れたので寮に帰るとヘトヘトだった。それでも本当に楽しかったしまた訪れたいと思った。

特に楽しかったのはシンガポール市内観光だ。ずっと見たいと思っていたマーライオンを見ることができたしマリーナベイサンズやガーデンズバイザベイも訪れることが出来た。夜にはライトショーも観て本当に楽しかった。訪れたのがちょうどクリスマスの日だったので至る所にクリスマスの飾り付けがしてあった。マリーナベイサンズにはたくさんのツリーが飾られていたしガーデンズバイザベイも素敵な飾り付けがしてあった。シンガポールは暑いので、クリスマスのシンボルは雪ではないのかもと想像していたけれど、実際に訪れると雪だるまの絵があったりサンタさんは厚着だったので日本と同じように雪がクリスマスのシンボルだった。

シンガポールで驚いたことは日本企業をよく見かけたことだ。セブンイレブンがたくさんあったしvivocityにはよく見慣れた店があった。サンリオキャラクターやポケモンも見かけることが多かったように感じる。日本国内にいるとあまり気づかないけれど、日本企業の中には世界でも活動している企業があるのだなと感じた、私がシンガポールで食べた料理でいちばん気に入ったのは、チャイナタウンのチキンライスだ。シンガポールで食べた料理は辛いものが多かったけれどチキンライスはいい感じの辛さで食べやすかった。寮の自販機で買った緑茶はすごく甘くて驚いた。また寮で食べたきつねうどんが辛すぎて驚いた。

シンガポールではスーパーで後ろに並んでいた女性や店員の方などたくさんの方に話しかけていただいた。帰りの飛行機でも隣の座席の方が気さくに話しかけてくださり嬉しかった。また、添乗員の方も私たちのことを気にかけてくださったり毎日の日記にたくさん返事を書いてくださったりしてくれた。寮のスタッフの方も親切にしてくださった。何より、友達がたくさん助けてくれた。友達や周りの人から学ぶこともたくさんあったのでその学んだことを大切にしていきたいと思った。

今回、私がすごく楽しめたのは送り出してくれた両親や添乗員さんなと様々な方の協力があってこそだと感じたので感謝の気持ちを忘れないようにしようと思った。

また、現地の方から笑顔で話しかけられて嬉しかったので笑顔を大切にしようと思った。今回の研修で人への思いやりの気持ちや失敗を恐れずに挑戦する心の大切さを知った。これからは思いやり、笑顔、チャレンジ精神を大切にしていきたい。英語を苦手だと思っていたけれどシンガポールに行って英語で会話することの楽しさを知った。自分の気持ちを上手く伝えられず悔しく思うこともあったので英語の勉強をがんばりたい。