なんで私費留学は留学費用が高いの?


  • 留学のお財布事情

2019.06.14

「私費留学は留学費用が高い」、そんなイメージで私費留学を諦めていませんか? 私費留学は実際、留学費用が高いのでしょうか? 留学費用が高いとしたら、なぜ高いのか? 留学費用が高いなりのメリットは? JAOS認定留学カウンセラーがわかりやすく解説します。

この記事は約5分で読めます。

目次

Summary

留学費用を気にして私費留学を諦めるのはまだ早い!?

  • 私費留学にかかる費用が本来留学にかかる費用とも言える

  • 私費留学の留学費用が高いのは、自分の希望に沿った留学をするための投資

  • 私費留学の費用には、留学前と留学中にかかる費用の2種類がある

  • エリアや期間によっては、留学費用がリーズナブルになる

今回のナビゲーター

アメリカの大学入学を夢見るあまり、高校卒業後にファストフード店でのオーダーもままならない英語力で渡米。TOEFLスコアはアメリカのコミュニティカレッジ入学の最低ライン…。それでもくじけることなく、周りの現地学生や留学生との温かい交流を通して約2年で無事卒業! アメリカでの教育実習等を経て4年制大学に編入し、これまた留年することなく卒業。現在は、未来のある子どもたちの英語教育に携わるという夢を実現し、高校留学や海外の大学進学のカウンセリングに従事。JAOS認定留学カウンセラー。

私費留学の留学費用が高いと思われる理由

私費留学の留学費用が高いと思われる理由

私費留学の留学費用が高いイメージがあるのにはいくつか理由があります。民間大使としての留学である交換留学の場合、原則としてホストスクールもホストファミリーもボランティアで留学生を受け入れてくれるため、留学費用を比較的抑えることができます。一方、私費留学の場合は滞在費や授業料などを含めた全ての費用が自己負担となるため、交換留学と比べると高くなってしまうのは否めません。ただ、個人の旅行でも滞在費などの費用は全て旅行者が負担するのと同じように、私費留学にかかる費用が本来留学にかかる費用とも言えます。

やっぱり交換留学のほうがお得!?

たしかに費用面だけを見ると私費留学よりも交換留学の方がお得に感じるかもしれません。でも、必ずしもそうとは限りません。例えば留学先の学校選びについて。交換留学では派遣先の地域と学校が選べません。現地団体によって決められるため、留学直前までわからないことがあります。私費留学なら、個人の能力や希望に合わせて私費留学先のエリアや学校、加えてホームステイか寮滞在かといった滞在形態まで、時間をかけて選ぶことも可能です。

 

例えば、「近くに日本人カウンセラーがいる地域の学校が安心」「利便性の良い都市部に留学したい」「いきなり留学先の授業についていけるか不安なので、留学生向けの英語授業を実施している学校が良い」「勉強に集中したいから寮滞在を希望」といった、生徒一人ひとりの希望に合わせて選んでいくイメージです。

 

質の高い教育に定評がある学校では、授業料が高くなることもあります。しかし、私費留学の留学費用が高いのは、総じて自分の希望に沿った留学をするための投資とも考えられます。留学で自分の希望を叶えたい場合は、断然私費留学がおすすめです。

私費留学の留学費用の内訳

では、私費留学の留学費用の内訳はどうなっているのでしょうか。私費留学の留学費用は留学先の国や学校の授業料、留学期間、そして為替レートによっても大きく異なります。が、大きく分けて私費留学前にかかる費用と留学先でかかる費用の2種類があります。

 

出発前にかかる費用としては、航空運賃や海外保険料、パスポートや学生ビザの申請といった渡航のための手続費用、健康診断や予防接種の受診料等があります。留学中にかかる費用には、授業料、教材費、滞在費、交通費、食費、お小遣い等があります。授業料や教材費は出発前の支払いになります。また、留学エージェントを利用する場合は、手配料や現地でのサポート費用など別途がかかります。

私費留学でも費用を抑える方法はある!

とはいえ、できる限り留学費用は抑えたいもの。留学に興味はあるけれど、「交換留学の条件を満たしていない、どうしよう…」という方も結構多いのが実情です。実は私費留学にも費用を抑える方法はいくつかあります。その一例をご紹介します。

 

まずは、授業料や滞在費用が比較的安い、田舎や郊外のエリアに私費留学にするというもの。滞在が1学年間ともなると、都市部と比べて物価が安めのエリアを留学先として選ぶことで、費用に大きな差が出てきます。

 

私費留学の留学費用を抑える別の方法としては、3ヵ月や6ヵ月といった学期間の私費留学があります。1学年間ではなく、私費留学の期間を短くすることで、留学費用全体を抑えることができます。

 

奨学金制度を利用して私費留学に行く方法もあります。奨学金制度は、国や地方自治体、教育機関等の公的機関、そして民間団体や企業等、様々な機関や団体が実施しています。奨学金の種類も返済不要の給付型から貸与型の教育ローンまでいろいろあるので、チェックしてみてください。

 

私費留学には決まった形がないからこそ、様々な高校生達のニーズに対応しています。費用が高いといったイメージだけで諦めずに、まずは情報収集をしてみることをおすすめします。留学エージェントの説明会や無料のカウンセリングに足を運んでみるのも良いでしょう。

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