帰国生が感じた長期留学のデメリット!? 大学受験は? 帰国後の進路は!?

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長期留学のデメリット
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3ヵ月以上の長期留学で英語はできるようになったけれど… 帰国生のアンケートでは約半数の高校生が「日本の高校での学力低下」を痛感!? 「国内の大学進学に不利」と感じたという声も!? デメリットと聞くと二の足を踏んでしまいそうな長期留学ですが、メリットに変える方法やデメリットに勝る魅力について長期留学経験者の筆者が伝授します!
 

 
<Summary>
英語はできるようになったけれど… 長期留学のデメリットをメリットに変えるには
・アンケートによると、帰国後の学力低下に不安を感じた帰国生は全体の半数以上!?
・長期留学のデメリット? 学力を維持したいなら、留年や休学という選択が◎
・高1での出発、1学期間の長期留学で、大学受験への影響を最小限に!
・留学中の苦労や頑張った経験は、大学進学にも活かせる
・長期留学のおかげで、帰国後の高校生活がカラフルに!
 
★☆今回のナビゲーター☆★
小学生の時にホストファミリーを経験して、アメリカの音楽や文化に興味をもつ。英語の成績はイマイチだったが、姉が高校で留学していた影響と大学受験から逃避するため!? 高校生でアメリカ・ノースカロライナ州に交換留学。黒人のホストファミリーの家でホームステイ。人種差別や偏見に初めて直面するもホストファザーの「人はいかなる違いがあっても、人として平等」という言葉に大号泣。帰国後もホストファミリーを何度も訪ねるほど大きな存在に。自身の経験から、より多くの人に留学で得られる経験や学びの大きさ、楽しさを伝えていきたいと、留学の魅力を伝える仕事に携わっている。
 

長期留学のデメリットは、帰国後の日本での学力低下!?

 
3ヵ月以上の私費留学や交換留学といった高校生の長期留学。1992年の設立以来、7,800人以上の日本人高校生を海外に派遣してきた特定非営利活動法人 日本国際交流振興会(JFIE)の帰国後のアンケート結果によると、精神面での成長や英語力の伸長といったメリットが多くあげられています。
 
一方で長期留学のデメリットとして、約55%の高校生が「帰国後の日本の高校での学力が低下」と回答、また、約15%が「国内の大学進学に不利」と答えました。
 
筆者も交換留学をしましたが、帰国後に日本の高校の授業についていけるか、とても不安に感じたのを覚えています。日本と欧米の高校では授業のスタイルや評価が異なります。たしかに英語はそれなりにはできるようになったけれど…、日本の受験英語とは少し違いました。長期留学中に漢字も忘れてしまっているので、日本の高校の授業についていくのはとても大変でした。
 
こうした理由から長期留学をデメリットと言ってしまえばそれまでですが、高校生で留学するから、長期留学だからこその良い面もたくさんあります。そこで、日本の高校での学力低下や大学進学といった、長期留学の帰国後に感じたデメリットを払拭する方法についていくつかご紹介します。
 

帰国後の学力低下が不安な場合は、留年や休学という選択肢も!

 
長期留学から帰国して、元の学年の授業についていけるか、受験に間に合うか不安… という方には、進級ではなく留年や休学がおすすめです。筆者の場合は留年を選びました。理由は、長期留学中に大学で心理学を学んで苦しんでいる人達を助けたいと考えていたので、留学後の国語力が下がっている状態で日本での学年に戻っても、授業についていくことはもちろん、受験勉強もままならないと感じたからです。1年下の学年に降りて時間をかけて勉強することで、自分の進みたい道にチャレンジすることにしました。
 
一つ下の学年に入ることに抵抗を感じる人もいるかもしれませんが、長期留学すると1歳の年の差なんて気にならなくなるものです。もちろん、英語で勝負をしたいと考えていたなら、進級という選択肢もあったと思います。でも、留年や休学といった選択をすることで、「帰国後の日本の高校での学力が低下」といった不安面、長期留学のデメリットは解消できるはずです。ちなみに、留年や休学は在籍している高校によっても異なりますから、長期留学に行く前から学校の先生ともよく相談して、帰国後のことをイメージしておくと良いでしょう。
 

出発時期や期間が選べる私費留学で、国内の大学進学への不安も払拭

 
長期留学のデメリットとして国内の大学進学を懸念される方は、大学受験に影響が少ない早めのタイミング、高校1年生での長期留学がおすすめです。筆者の場合は交換留学だったので1学年(約10ヵ月間)と期間が決められていましたが、私費留学であれば出発時期だけでなく、留学期間も選べます。
 
また、私費留学の一種で、高校の1学期間を利用して主に南半球に留学する学期留学(ターム留学)なら、1学期(約10週間)と期間が短いため、日本の高校の勉強や部活への影響が少なくて済みます。日本の高校によっては公休扱いになる場合もあるので、在籍校に事前に確認をしてみてください。
 

デメリットをメリットに! 長期留学を大学進学に活かす

 
長期留学に行って筆者が感じたのは、自分の意識が高まったことです。大学進学はもちろん、その先のキャリアについても、自分のやりたいことを真剣かつ具体的に考えられるようになります。留学前よりも自分のハードルを上げることができ、設定した目標を達成するための方法を筋道立てて考えたり、物事に集中して取り組めるようになっていました。
 
親元を離れて海外、文化が異なる環境に長期留学に行き、英語をはじめとする様々な壁に直面しては、頑張ってきた経験により、こうしたものの考え方が自然と身についていたのだと、帰国後に気付きました。長期留学で培ったノウハウは、日本の大学受験にも生かせるはずです。そしてもちろん、長期留学中に向上した総合的な英語力は、ちょっとテコ入れすれば大学受験の際の大きな武器になります。
 
現在は多くの大学がAO(アドミッション・オフィス)入試制度を採用しています。長期留学を通して学んだ経験や成長、異文化理解力やコミュニケーション能力、学習意欲や主体性などは大きなアピールポイントとなります。学期留学でも、現地の高校が成績証明書を出してくれるケースもありますから、AO入試で大学合格を目指すことも可能です。
 
長期留学で留年して大学受験に臨む最大のメリットは、元の学年の同級生達が先に受験をしているということです。勉強法や頼るべき先生など、いろいろなアドバイスがもらえたので、先に先に準備をすることができました。大学受験に失敗した友達も親身になって相談にのってくれたおかげで、苦手科目の偏差値を2倍近くまで上げることができました。
 
また、国内だけでなく海外大学進学という選択肢が身近になるのもメリットです。海外大学進学なら長期留学者が圧倒的に有利です。
 

活躍の場が広がる! 長期留学帰国後の高校生活

 
帰国後、勉強面ではパッとしない高校生活を送っていた筆者ですが、英語コンテストへの参加や通訳を先生達から頼まれたりして、気付けばいつもどこかに駆り出されていました。人前で話す機会が増え、世界が広がっていました。長期留学に行っていなかったら、こんな高校生活は送れなかったと思います。
 
たしかに帰国後に、日本の高校での学力低下を痛感したり、大学進学に不利と感じたりしてしまうことは長期留学のデメリットと言えるかもしれません。でも、長期留学のおかげで高校の指定校推薦枠に入りやすかったのも事実です。そう。高校生の今だからできる留学があります。むしろ長期留学に行っていないことがデメリットなのかもしれません。長期留学で得ることができる、デメリットに勝る多くの経験をしてほしいと思います。
 
 

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