人生を変えるホームステイ ~添乗員からの手紙~


  • 進学・就職

2018.11.08

嫌々参加したホームステイで英語ギライが一変!? ホストファミリーにありがとうの気持ちを伝えたい一心で英語を勉強したら、ホストファミリーを号泣させることに!? 短期留学ホームステイに同行する添乗員が参加者の皆様に向けた自己紹介文を元に、人生を変えたというホームステイにまつわるエピソード。筆者のホームステイ受入れ体験の実話も合わせてご紹介します。

この記事は約5分で読めます。

目次

Summary

ホームステイが人生を変えるきっかけに!?
ホームステイやホームステイ受入れ体験を通して、英語学習に目覚めたという実話をご紹介。

  • ホストファミリーに感謝の気持ちを伝えられなかった悔しさから、英語ギライを克服して猛勉強!

  • 「英語が話せない人」のレッテルを貼られるのだけは避けねば! 小学生がラジオ学習!?

今回のナビゲーター

幼少の頃から自宅で交換留学生をホストファミリーとして受入れ。自身も学生の頃からマレーシア、アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドの計6ヶ国でホームステイ経験あり。現在、ホームステイ参加年齢に息子が達するのをまだかまだかと心待ちにしている一児の母。

ホームステイに参加される皆様へ ~添乗員からの手紙~

ホームステイに参加される皆様へ ~添乗員からの手紙~

突然ですが、昔から私は英語が嫌いでした。
中学校の時に修学旅行として強制的に連れていかれたオーストラリアでのホームステイ、当時の私にとって苦痛なものでしかありませんでした。しかしながら、そこで出会ったホストファミリーは私を温かく迎え入れ、言葉が通じない中でも、彼らは私に文化や習慣について教えてくれたり、私が言いたいことを理解しようと努力してくれました。嬉しい反面、最終日に感謝の気持ちを十分伝えることができず号泣することしかできませんでした。ただその日の後悔が、英語嫌いだった私のやる気に火をつけました。
 
“いつかホストファミリーにもう一度会って、あの日の後悔を思い出話の一つとして英語で話したい!”という目標だけを持ち勉強し続け、気付けば英語が一番の得意科目になっていました。そして先日、念願のホストファミリーとの再会を果たし、今回は私が逆に、ホストファミリーを号泣させることができました。
 
今の自分は、これらの経験がなければ存在していません。当時の出来事が、英語嫌いでシャイな自分を変えるきっかけになりました。そして、海を越えてもずっと繋がっていられる素敵なホストファミリーとの出会いという、一生の宝物まで得ました。
 
私のこれらのストーリーだけではなく、皆様一人一人の留学ストーリーに添乗員として関われることに非常にワクワクしております。

自発的な英語学習のきっかけとなったホームステイ受入れ体験

前述のメッセージは、短期留学ホームステイのグループツアーに同行する添乗員が参加者の皆様に向けて書いた自己紹介文の一部です。僭越ながら筆者にも、英語を自分から頑張って勉強した思い出がありますので少しご紹介します。筆者の場合、きっかけはホームステイの受入れでした。
 
小学4年生の時、父親が突然、アメリカからの交換留学生のホームステイを受け入れると言い出しました。「へぇ~」くらいにしか思っていませんでしたが、大変だったのは母。「なんでや! 何食べるんや? お弁当は要るんか? 部屋はどうするんや?」と福井弁でまくし立て、大わらわ! 慌てて物置状態の部屋を整理し、家族総出で年末の大掃除並みの片づけが始まりました。
 
当家にやってきたTerryは、ロッキー山脈麓のコロラド州出身。金髪のさらさらストレートヘヤーが似合う笑顔がチャーミングな女子高生でした。小学生だった私は、「ハロー。ナイスツーミーツユー。」と、直前に姉から教わったフレーズだけ言って、ささっと母と姉の後ろに隠れたのを覚えています。母と姉は食べ物の好き嫌いからお風呂の入り方、洗濯物の出し方、ゴミの分別といった家のルールを英語とジェスチャーをまじえて伝え、かたことの英語が飛び交う生活が始まりました。
 
母と姉が留守の時は、「あなたがお手伝いする番!」と言われていたので、知っている英単語やカタカナの言葉、和製英語を並べ、身振り手振りでコミュニケーションをとっていました。Terryが通う高校の宿題も内容こそ分かりませんが、宿題が何で、提出物が何であるかを頑張って伝えました。
 
田舎は狭いものです。当時は外国人も珍しい時代。ほどなくして、「あいつの家には外国人がいる!」と学校中の噂になりました。しまいには「あいつ、実は英語できるらしいぞ!」という根も葉もない噂まで立つ始末…。「これはマズイ! 英語ができると思われているのに、できないのは恥ずかしいじゃないか!!」小学生ながらにイメージダウンの危機感!? を感じた筆者は、慌ててNHKラジオ基礎英語を毎日聴くことにしました。インターネットもスマートフォンもなかった時代です。実際にTerryに使う場面を想像しながら、ラジオから流れてくるその日のDialogueを全て暗記するようにしました。こんな小学生生活を送っているうちに、気付けば家での簡単な英会話には困らないようになっていました。
 
Terryが滞在していたのは、3ヵ月ほどだったかと思います。が、この時の経験がその後人生、中学からスタートした英語の授業、高校や大学受験といった学習面はもちろん、ホームステイ受け入れや自身のホームステイといった生活面、そして現在の仕事や息子への教育方針などに大きな影響を与えたことは言うまでもありません。
 
人生を大きく変えるきっかけになるかもしれないホームステイやホームステイ受入れ。皆さんもぜひ体験してみませんか?

「このホームステイは外れだ!」と思うその前に!

留学やホームステイプログラムに参加された/される皆さんが、ホームステイの「当たり外れ」についてお話されているのをよく耳にします。ホームステイが自分にとって良かったか、悪かったかという主観的な判断のようにも思われますが、ホームステイの「当たり外れ」の基準とは何なのでしょうか?

アイエスエイの留学・ホームステイについて

1970年の設立以来、アイエスエイのプログラムでホームステイや留学に参加された方は延べ80万人以上。50年間にわたる経験とノウハウを活かし、保護者の皆様にご安心いただけるよう、大切なお子様をお預かりする立場として安全対策に全力で取り組んでおります。グループツアーの場合、日本出国から帰国までの全行程、1グループにつき、2名以上の添乗員が同行します。プログラム中は、現地コーディネーターもサポートします。また、日本国内では、アイエスエイスタッフがお電話とメールにより、皆様からのお問い合わせに対応させていただきます。


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