ホストファミリーに嫌われてる!? 原因、対策は?


  • 困った!こんな時は…

2019.12.05

「もしかして、ホストファミリーに嫌われているかも!?」 高校留学等で長期間のホームステイともなると、ふとそんなふうに感じてしまうことがあるかもしれません。原因や対策はとても身近なところにあったりするもの。ホストファミリーと良い関係を築くための日常生活、基本のきをご紹介します。

この記事は約5分で読めます。

目次

Summary

ホストファミリーに嫌われないためのポイント

  • ホストファミリーの家のルールを守ることは最低限のマナー

  • 身の回りの整理整頓や片付けを心掛ける

  • 宿題もリビングで! ホストファミリーとたくさん会話しよう!

  • ホストファミリーの気持ちになって考えてみることも大切

今回のナビゲーター

小学生の時にホストファミリーを経験して、アメリカの音楽や文化に興味をもつ。英語の成績はイマイチだったが、姉が高校で留学していた影響と大学受験から逃避するため!? 高校生でアメリカ・ノースカロライナ州に交換留学。アフリカ系アメリカ人のホストファミリーの家でホームステイ。人種差別や偏見に初めて直面するもホストファザーの「人はいかなる違いがあっても、人として平等」という言葉に大号泣。帰国後もホストファミリーを何度も訪ねるほど大きな存在に。自身の経験から、より多くの人に留学で得られる経験や学びの大きさ、楽しさを伝えていきたいと、留学の魅力を伝える仕事に携わっている。

ホストファミリーの家のルールを守ろう

ホストファミリーに嫌われてしまう原因として、ホストファミリーの家のルールをきちんと守っているかどうかは大きなポイントです。食事や洗濯、シャワーの時間、そして門限等、各ホストファミリーにそれぞれのルールがあります。人種や宗教、文化的な違いや経済力、家族構成等によってもルールの内容は様々です。日本の家庭では常識だったことがそうでないこともあるかもしれません。ホストファミリーの家のルールを改めて確認し、その家庭の考え方を知ることも大切です。ホストファミリーの家のルールを守ることは、家族の一員としてホームステイ生活をする際の、最低限のマナーになります。

自分の部屋やバスルームは清潔に

自分の部屋やバスルームは清潔に

ホームステイ滞在はホテルのゲスト、お客様ではありません。自分の部屋が散らかりっぱなしだったり、シャワーや洗面台を使用した後に髪の毛が落ちたままだったり。他にも使いっぱなしや出しっぱなし、食べっぱなし等、整理整頓や片付けがあまりにもできていいないと、ホストファミリーはまず心配するでしょう。注意してもそれが続く場合は、ホストファミリーに嫌われてしまうかもしれません。

 

ホストファミリーの家のルールに従い、毎朝のベッドメーキングや持ち物の整理整頓等、最低限の身の回りのことができているか、見直してみてください。バスルームやキッチンといった共有スペースをキレイに使うことも重要です。

帰宅後は部屋にこもらないようにする

学校から帰宅後、部屋にこもってしまうとホストファミリーは当然心配します。携帯のゲームに夢中だったり、日本の家族や友達と連絡をとってばかりだと、ホストファミリーとしては、どうして自分達とコミュニケーションをとろうとしないのか気になり、「私達のことを嫌っているのかしら? 不満があるの?」と感じてしまいます。「ホストファミリーに嫌われているかも!?」と感じるその原因を、実は自分でつくってしまっていたことになりかねません。

 

例えば、リビングやキッチンといったホストファミリーの目が届くところで、学校の宿題をするようにしてみてください。ホストファミリーとのコミュニケーションのきっかけになるからです。ホストファミリーがわからないところを教えてくれたり、アドバイスをくれたりするかもしれません。寝る時間以外は共有スペースでなるべくホストファミリーと一緒に過ごすようにすると、交流が深まります。コミュニケーション不足が原因で生じる誤解は解消されるはずです。

相手を思いやる気持ちを忘れずに

相手を思いやる気持ちを忘れずに

皆さん自身が海外から留学生を受け入れるホストファミリーの立場だったらと、ちょっと想像してみてください。家族の一員ではない人に家を解放することには、それなりのリスクが伴います。それを承知でホストファミリーとして留学生を受け入れる覚悟をすることになります。でも、家のルールを守ってくれない留学生だったら、どんな気持ちになりますか? 部屋にひきこもってばかりだったら? 文化の違いはあっても家のルールを守ろうと努力する留学生。拙い日本語であっても、頑張って話してくれる留学生だったらきっとうれしく思うはずです。よく食べ、よく話し、よく笑う。そんな留学生のことを嫌いにはならないでしょう。

 

実は筆者も交換留学中、「ホストファミリーに嫌われている!?」と思い、高校の先生に相談したことがあります。会話中にホストシスターにしょっちゅう叩かれる、それも結構強く叩かれていたからです。ホストファミリーが暮らすコミュニティでは、それはコミュニケーション手段のひとつで友好の証なのだと教わり、安心したことを覚えています。

「ホストファミリーに嫌われているかも!?」と考え込んで悩む前に、ぜひホストファミリー宅での生活態度を見直してみてください。ホストファミリーの気持ちになって考えてみることも大切です。ホストファミリーが受け入れてくれること、食事の提供や送り迎え等、いろいろしてくれることを当たり前だとは思わないでください。言葉や文字にして、感謝の気持ちを表すことも大切です。

 

皆さんの留学生活が学びの多いものとなりますように。

ホストファミリーと仲良くするにはコツがあった!?

ホストファミリーと仲良く過ごせるか? ホームステイを予定している皆さん誰もが、出発前に考えるのではないでしょうか!? そこで、幼少の頃からホストファミリーとして留学生を受け入れ、6ヵ国でのホームステイ経験もある筆者が、自身の体験談をまじえてホストファミリーと仲良くなる方法を伝授します!

高校生の今だからできる留学がある

異文化体験を目的とした添乗員同行の短期グループツアー、ホームステイをしながら現地校へ数週間通うターム留学、そして交換留学や私費留学。目的や期間、時期によって選べる、高校生だから参加できる留学プログラムを一挙ご紹介!

アイエスエイの留学・ホームステイについて

1970年の設立以来、アイエスエイのプログラムでホームステイや留学に参加された方は延べ80万人以上。50年間にわたる経験とノウハウを活かし、保護者の皆様にご安心いただけるよう、大切なお子様をお預かりする立場として安全対策に全力で取り組んでおります。グループツアーの場合、日本出国から帰国までの全行程、1グループにつき、2名以上の添乗員が同行します。プログラム中は、現地コーディネーターもサポートします。また、日本国内では、アイエスエイスタッフがお電話とメールにより、皆様からのお問い合わせに対応させていただきます。


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