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2019年7月19日 金曜日

【開催レポート】6/1 次世代教育セミナーin 福岡 ~生徒のモチベーションを高める広尾学園の次世代型教育~

ISA次世代教育セミナー福岡 講演風景
 

『次世代教育セミナーin 福岡 生徒のモチベーションを高める広尾学園の次世代型教育』

 

2019年6月1日(土)、福岡・博多にて「次世代教育セミナーin 福岡 生徒のモチベーションを高める広尾学園の次世代型教育」が開催され、当日は30名以上の先生方にご参加いただき、盛況のうちに開催終了いたしました。

 本セミナーの基調講演には、伝統ある女子校から共学化・進学化に舵を切り、専門コース(医進・サイエンスコース/インターナショナルコース)の新導入や英語教環境の充実、ICTを活用したアカデミックな授業、本格的な探求学習を実践する広尾学園中学校・高等学校、医進・サイエンスコース統括長の木村健太先生をお招きし、同校が推進してきた学校改革の軌跡と、独自のユニークな教育実践についてご講演いただきました。
 

 セミナー第一部は、アイエスエイ教育サービス統括本部 取締役本部長の平田敏之と、米国に拠点を置き、グローバル教育と人材育成サポートに特化した教育サービスを手掛けるGPI USから教務ディレクターのティム・プリュエによるプレゼンテーションから始まりました。
 最初に平田から「世界で活躍する自由人を育てるサステイナブルな教育」をテーマに、私立高校、中高一貫校で長年に亘り教鞭を執り、SELHiやSGH主幹担当として数多くの生徒を世界に送り出した経験より、約25年前から本格的に始まった日本のグローバル教育の動向と分析、個の育成の重要さ、多様性社会で埋没しない生き方のマインドセットと生徒の成長曲線を引き上げる持続可能な教育モデルについてお話をさせていただきました。
 

ISA福岡次世代教育セミナー 教育サービス統括本部取締役本部長 平田敏之 セミナー講演
 

平田に続いて、日本と海外で20年以上の教員経験を持ち、PBLや生徒のモチベーション向上のための多様な学習法と、世界のグローバル教育に精通した教育プログラム開発者のティム・プリュエによる、グローバル教育のフレームワークである「グローバルコンピテンス」の根幹理念と目指すゴール、さらにグローバルコンピテンスを基軸としたグローバル教育の教授法や、授業で生徒の知識改革を起こすための重要なポイントを解説させていただきました。
 

ISA福岡次世代教育セミナー ティム・プリュエ グローバルコンピテンスについての講演
 

【ご参加頂いた皆様の声】※アンケートより掲載
・生徒たちの可能性とは何かを改めて発見することができた。そして、時期を逸することなくチャンスを与えるにはどうすれば良いかを考えるきっかけとなった。
学校改革プランの後押しになった。
今、日本の置かれている状況が過去の流れと授業の見込みから分かりやすく説明され、考えさせられました。勉強になりました。
Be risk takers! を、留学に迷っている生徒に明日伝えようと思います。
生徒達が自分らしく生きていくためには何をすれば良いのか、考えながら行動していきたいと思いました。
留学を終えた時期がスタートライン、動機付けの大切さなど新たな取組みが見えてきた。
・日本の子供達のポテンシャルは十分、学力も十分、しかし自己肯定感が低い。この部分の解決が今後の教育の肝となると実感した。
・情熱を込めてお話をしてくださり、ありがとうございました。新しい教育への使命感を改めて教えて頂きました。
 

セミナー第二部は、広尾学園中学校・高等学校で医進・サイエンスコース統括長として活躍される木村健太先生がご登壇されました。広尾学園は2007年に大きな学校改革を行い、本格的な研究活動や探究授業の導入学科の垣根を越えたグローバルな学習環境の充実を図り「学びの面白さ」を実現。以降、年々口コミで志願者数が増加し、進学実績も急上昇。2017年は東大や京大の推薦合格者を輩出する都内有数の進学校に飛躍されました。
 

ISA次世代教育セミナー 広尾学園中学校・高等学校 医進・サイエンスコース統括長 木村健太先生講演
 

 いかにして広尾学園の学校改革は大成功を収めたのか?セミナー前半では改革前の低迷した状況から、変わろうと決意し大きな改革へ踏み切った同校の動きと改革の内容、成果についてお話頂きました。
セミナー後半は、同校が実践する本格的な研究活動やユニークな探求学習の実践例を豊富にご紹介いただき、特に「本物を知ること」の大切さをハンバーガーに例え、本物を知ることで生徒たち自身から自然に湧き上がる学びへの意欲を引き出す手法と、生徒には知識よりも本質を教え、視点と考え方を伝えることの重要さをお話いただき、ご参加された多くの先生方からも大きな共感をいただくことができました。
 

【ご参加頂いた皆様の声】※アンケートより掲載
・globalだけでなく学校改革も考えていましたが、学校改革自体が生徒の「本物に触れる」「多様な環境」を作るために、globalである必要があると気づきました。
・今年度から教員に採用され、教科書を教えることに必死になっていました。ですが、生徒に「知りたい」と思わせることが必要ということに気付き、授業の内容を考え改め、ワクワクすることができる授業作りへのきっかけになりました。
・生徒が自らの将来の自身を形づくるための端緒の作り方と、それを学習にいかに落とし込んでいくかについて、大変参考になりました。
学問の「楽しさ」が最優先!という考え方にとても共感しました。
非常に面白くためになる且つ、学ぶことの多いセミナーでした!多くを持ち帰らせて頂きます。特にハンバーガーのお話には大変共感し、学校で共有したいと思います。先生のように熱意をもって。
こちらがワクワクするような様々な取組みを伝えていただいた。広尾学園の先生方の姿勢に感銘を受けました。
・学校改革の話やインター、本科、医サイコースのことを知ることができ、モチベーションの高め方などとても参考になりました。
感動して、最後のスライドでは生徒の気持ちになって胸がキュンとしました。この気持ちが生徒達を育てているのですね。本当にありがとうございました。
 

 広尾学園は偏差値や進学実績を上げるだけの詰め込み型教育ではなく、生徒達の様子を見てビジョンやカリキュラムを考え、教育の「中身」をしっかりと作り、生徒が学びを「楽しむ!」環境作りに注力して学校改革を進めた結果、口コミで在校生や保護者がすすめる学校として志願者が倍増し、改革に成功されました。
広尾学園の徹底した「学びの楽しさ」を追求したカリキュラムと学びの環境作りへの努力は、個人の得意と好きを深く掘り下げながら横に広げ、生徒自身の意欲を自然な形で促し主体性を培うアプローチを実現しています。
 

 生徒主体の授業、協働学習、探究学習といったキーワードが教育現場に携わる先生方から高い注目を集める昨今、学びの楽しさに原点回帰した広尾学園の先進的な教育実践例とそこに込められた想いは、新しい時代の授業作りと学校作りを目指す教育者の皆様へ大きなメッセージとインスピレーションをもたらした素晴らしいセミナーとなりました。
 

今後もアイエスエイでは、学校管理職・教職員の皆様向けに、教育実践に役立つ無料の教育セミナーを全国各地で定期開催してまいります。是非、お気軽にご参加ください。
 

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